よみ:はなまちのはは
花街の母 歌詞
友情
感動
恋愛
元気
結果
- 文字サイズ
- ふりがな
- ダークモード
他人ひとにきかれりゃ お前まえのことを
年としのはなれた 妹いもうとと
作つくり笑顔えがおで 答こたえる私わたし
こんな苦労くろうに ケリつけて
たとえひと間まの 部屋へやでよい
母ははと娘むすめの 暮くらしが欲ほしい
いくらなじんだ水みずでも年頃としごろの娘むすめのいる
左褄ひだりづま住すみにくうございます
浮名うきなを流ながした昔むかしもありましたが…
ああ あのひと私わたしを残のこして死しんだ あの人ひとを恨うらみます
厚あつい化粧けしょうに 憂うれいをかくし
酒さけで涙なみだを ごまかして
三味しゃみにせかれて つとめる座敷ざしき
あれが子持こもちの 芸者げいしゃだと
バカにされても 夢ゆめがある
それはお前まえの 花嫁姿はなよめすがた
女おんなの盛さかりはアッという間まです若わかい妓きの時代じだい
もう私わたしはうば桜ざくら 出でる幕まくないわ
でも もう少すこし この花街はなまちに私わたしを置おいて下ください
せめて あの娘こにいい花聟はなむこが見みつかりますまで
何度なんど死しのうと 思おもったことか
だけど背せで泣なく 乳呑児ちのみごの
声こえに責せめられ 十年じゅうねん過すぎた
宵よいに褄つまとる 女おんなにも
きっといつかは 幸福こうふくが
来くると今日きょうまで 信しんじて生いきた
年としのはなれた 妹いもうとと
作つくり笑顔えがおで 答こたえる私わたし
こんな苦労くろうに ケリつけて
たとえひと間まの 部屋へやでよい
母ははと娘むすめの 暮くらしが欲ほしい
いくらなじんだ水みずでも年頃としごろの娘むすめのいる
左褄ひだりづま住すみにくうございます
浮名うきなを流ながした昔むかしもありましたが…
ああ あのひと私わたしを残のこして死しんだ あの人ひとを恨うらみます
厚あつい化粧けしょうに 憂うれいをかくし
酒さけで涙なみだを ごまかして
三味しゃみにせかれて つとめる座敷ざしき
あれが子持こもちの 芸者げいしゃだと
バカにされても 夢ゆめがある
それはお前まえの 花嫁姿はなよめすがた
女おんなの盛さかりはアッという間まです若わかい妓きの時代じだい
もう私わたしはうば桜ざくら 出でる幕まくないわ
でも もう少すこし この花街はなまちに私わたしを置おいて下ください
せめて あの娘こにいい花聟はなむこが見みつかりますまで
何度なんど死しのうと 思おもったことか
だけど背せで泣なく 乳呑児ちのみごの
声こえに責せめられ 十年じゅうねん過すぎた
宵よいに褄つまとる 女おんなにも
きっといつかは 幸福こうふくが
来くると今日きょうまで 信しんじて生いきた