今いまは遥はるか昔むかしのこと
天あまつ風かぜを真まに受うけて
勇いさみ一途いっと道みちを行いく
人呼ひとよぶ戯たわけの乱声らんじょう
風上かざかみの降ふる火ひを
住いなすその先さきに
見みえるは蜃気楼しんきろう
人ひとが成なす栄華えいが
扨さては切きり捨すて灰はいと成なりて地ちに還かえす
積つもるならば塵ちりか誇ほこりか
穿うがつ一切いっさいを掻かき分わけて
放はなつ願ねがいその先さきへ
繋つなぎ伸のばす両りょうの手ては
仰あおぐ空そらに溶とけゆく
夜よを照てらす瞬またたきの
辿たどる定さだめを知しりながら
叶かなうことなき想おもいなら
風かぜとなりて散ちりゆく
真意しんいは何処どこぞへと
触ふれる気きも漫そぞろ
洒落しゃらくなその様さまに
憂うれいの言葉ことばも
果無はかなむ心こころもなく
否いなか誠まことか知しり得えぬまま
奢おごる
成なれ果はて
消滅しょうめつの苦くに乞こう様さま
偏ひとえに風かぜの前まえの塵ちり
無常むじょうの渦うず
今いまは遥はるか昔むかしのこと
天あまつ風かぜを真まに受うけて
勇いさみ一途いっと道みちを行いく
人呼ひとよぶ戯たわけの鐘声しょうせい
穿うがつ一切いっさいを掻かき分わけて
放はなつ願ねがいその先さきへ
繋つなぎ伸のばす両りょうの手ては
仰あおぐ空そらに溶とけゆく
夜よを照てらす瞬またたきの
辿たどる定さだめを知しりながら
軋きしむ心揺こころゆれるなら
ただ嘶いななくままに向むかえ
今imaはha遥haruかka昔mukashiのことnokoto
天amaつtsu風kazeをwo真maにni受uけてkete
勇isaみmi一途itto道michiをwo行iくku
人呼hitoyoぶbu戯tawaけのkeno乱声ranjou
風上kazakamiのno降fuるru火hiをwo
住iなすそのnasusono先sakiにni
見miえるはeruha蜃気楼shinkirou
人hitoがga成naすsu栄華eiga
扨sateはha切kiりri捨suてte灰haiとto成naりてrite地chiにni還kaeすsu
積tsuもるならばmorunaraba塵chiriかka誇hokoりかrika
穿ugaつtsu一切issaiをwo掻kaきki分waけてkete
放hanaつtsu願negaいそのisono先sakiへhe
繋tsunaぎgi伸noばすbasu両ryouのno手teはha
仰aoぐgu空soraにni溶toけゆくkeyuku
夜yoをwo照teらすrasu瞬matataきのkino
辿tadoるru定sadaめをmewo知shiりながらrinagara
叶kanaうことなきukotonaki想omoいならinara
風kazeとなりてtonarite散chiりゆくriyuku
真意shiniはha何処dokoぞへとzoheto
触fuれるreru気kiもmo漫sozoろro
洒落syarakuなそのnasono様samaにni
憂ureいのino言葉kotobaもmo
果無hakanaむmu心kokoroもなくmonaku
否inaかka誠makotoかka知shiりri得eぬままnumama
奢ogoるru
成naれre果haてte
消滅syoumetsuのno苦kuにni乞koうu様sama
偏hitoeにni風kazeのno前maeのno塵chiri
無常mujouのno渦uzu
今imaはha遥haruかka昔mukashiのことnokoto
天amaつtsu風kazeをwo真maにni受uけてkete
勇isaみmi一途itto道michiをwo行iくku
人呼hitoyoぶbu戯tawaけのkeno鐘声syousei
穿ugaつtsu一切issaiをwo掻kaきki分waけてkete
放hanaつtsu願negaいそのisono先sakiへhe
繋tsunaぎgi伸noばすbasu両ryouのno手teはha
仰aoぐgu空soraにni溶toけゆくkeyuku
夜yoをwo照teらすrasu瞬matataきのkino
辿tadoるru定sadaめをmewo知shiりながらrinagara
軋kishiむmu心揺kokoroyuれるならrerunara
ただtada嘶inanaくままにkumamani向muかえkae