よみ：うちゅうそう
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瞬またたく 雲くも 風かぜ 河かわ 遠とおく眩まぶしい
粗雑そざつに散ちらかった きらきら
じっとただただ見みている
満みちて行いく 黒くろ 闇やみ
そっとまとわり付つく
虚空こくうに放ほうり出だされ ふわふわ
浮遊ふゆう 重力じゅうりょくも知しらんぷり
ニュートンはきっと孤独こどくを知しらない
叫さけんだ声こえも 届とどきはしない 独ひとり言ごと
落おとした夢ゆめも 眩くるめく光ひかる
綺麗きれいだね 万華鏡まんげきょうみたいに
不安ふあんが ゆらゆら
乗のって 揺ゆれ 揺ゆり籠かご
衛星軌道えいせいきどうを離はなれ くるくるくる
真似まねして回まわる
覗のぞいてた望遠鏡ぼうえんきょう 空中分解くうちゅうぶんかい
捕とらえた流ながれ星逃ほしにげた
この手てを伸のばして 空そらを掴つかむ時とき
恒星こうせいは呼吸こきゅうをした
僕ぼくは誰だれなの?ここは何処どこなの?
今いまはいつなの?僕ぼくは何なになの?
音紡おとつむいでも 響ひびきはしない
枯かれるだけ
火星かせいでさえも 幻まぼろしの様よう
酷ひどく遠とおくの世界せかいで
救命艇きゅうめいていなどは来こない
