ネット発アーティスト「そらる」!
主にVOCALOIDオリジナル楽曲のカバーを歌う・歌い手のなかでも、作詞作曲を自身で手がけ、アーティスト性を高く評価されている「そらる」!
出身地は宮城県、誕生日は11月3日、身長は176㎝。
「そらる」という名前の由来は、「空を眺めるのが好きなことから」だそうですよ。
そらるは、2008年7月22日に「睡眠時間 弾き語ってみた」で歌ってみたデビューし、2012年には1stアルバム『そらあい』でCDデビューしました。
また、まふまふとのユニット「After the Rain」としても活動していますね。
現在は、ライブ活動を行う他、テレビ番組やゲームなどのさまざまなタイアップ曲を担当。
2019年3月にリリースした、ソロ最新曲「ユーリカ」は、ドラマ『ゆうべはお楽しみでしたね』のOPに起用され、オリコン週刊チャート3位にランクインしました。
癒しの歌い手
そらるの歌声の魅力は、伸びやかで柔らかく優しい、しっとりとした美しい声にあります。特にビブラートが美しく、ウェットな雰囲気のイケメンボイスとも評されていますね。
地声(チェストボイス)と裏声(ファルセット)が混ざったミックスボイスのそらるは、音域は低音から高音まで幅広く、表現力が豊か!
楽曲のテーマや曲調に合わせて、ときに切なく、ときにクールに響く歌声は、まさに癒しのボイス!
その美しい歌声に、心まで癒やされてしまいます。
また、そらる自身も歌声と同じように柔らかいのに芯があり、自分をしっかり持っていて、癒しの存在。
とても優しくかわいい人柄で、ファンを大事にしており、歌のことが本当に好きで努力しているのが伝わってきます。
そんなそらるを、みんな、応援したくなってしまうのです!
『おかあさんの唄(アン・サリー)cover / そらる』は、2019年7月に公開。
包み込むような優しさと温もり、そして力強さを感じる歌い方。
優しく語りかけてるような歌声に癒されると同時に、強く生きようと思わされますね。
最新アルバム『ワンダー』
2019年7月17日に発売された、そらるの3rdアルバム『ワンダー』は、週間アルバム・セールス・チャート「Billboard JAPAN Top Albums Sales」で、初の1位を獲得。また、アルバムのリード曲「海中の月を掬う」が、全国のラジオ・オンエア・チャートで3位を獲得し、各ラジオ局で大量オンエアされました。
今作には、まふまふ、じん、事務員G、他、そらるにとって縁の深いアーティストが作編曲で参加しており、そらるは計13曲すべての作詞を手がけていますよ。
10周年のたくさんの想いが散りばめられた、宝物ようなアルバムです!
ジャケットイラストも、美しいですね。
画像引用元 (Amazon)
全13曲収録されている『ワンダー』のリード曲は『海中の月を掬う』。
本作品のMVは、6月25日にYouTubeで公開されると、2週間で228万回再生を超える大きな反響がありました。
----------------あがいても届かない沈んだ心情を、深海の月になぞらえた楽曲。
ねえ 君がくれた歌をずっと ここで歌おう
今は君に ただ君にだけ 届いて欲しい
冷たい海に凍える前に身体を抱きしめさせて
溢れる涙止めて欲しい 溺れてしまうから
≪海中の月を掬う 歌詞より抜粋≫
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少し触れるだけで壊れそうな儚さ、切なさの波の上をただ漂う「僕」は、「君」を求め「君」へ届けと歌っています。
「君がくれた歌」を、「君」のいないここで歌う悲しさ、虚しさ
「君」がいなければ、凍えそうで、今にも溺れてしまいそうな僕…
救えるのは君だけなんだ 僕のそばにいてほしいんだ と、全身全霊で訴えかけていますね。
「海に浮かんだ月」とは、掬っても掬ってもつかみ取れない「君」なのでしょう。
手を伸ばしても届かなくて、でも確かにそれはそこにある…切ない恋。
幻想的で物語性が高く、ミディアムなロックバラードで描かれた美しい世界観に、惹きこまれます。
『ワンダー』の、締めくくりの楽曲は、ずばり『ワンダー』!
実は『ワンダー』には、「きず」「うそ」「星空」「ヒーロー」「奇跡」「彷徨う僕らの世界紀行」など、これまでそらるが発表してきた楽曲の歌詞が含まれています。(After the Rainで発表した曲も含みます)
----------------そらるは、『ワンダー』について「『自分の10年を表す言葉ってなんだろう』と考えた結果、この『ワンダー』という言葉に出会ったんですよね。
見せてよワンダー 想像超えた奇跡達を
涙流しながら消えていった可能性のその全て
世界中が恋するような夢を見せて
永遠に覚めない 鳴り止まない
響き続けるような そんな歌
≪ワンダー 歌詞より抜粋≫
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『奇跡』と『さまよう』がひと言で言い表せることができるなんて、自分にピッタリだなと思ったんです」とコメント。
まさに、10年の集大成として作られた歌なのです。
それを踏まえてこの歌詞を見ると、とても深いですね。
夢を描き 彷徨った末に出会った奇跡達
うまくいかなくて 涙とともに消えた可能性はみんな その奇跡の糧となったんだ
世界中のあらゆるものが恋をするような、夢を見せたいよ
ずっと歓声や声援が鳴りやまない、世界中から愛される、そんな歌を歌いたいんだ
歌詞に込められているのは、そらるの想いや願いそのもの。
それを、素直に、しなやかに歌い上げています。
まふまふとの大人気コラボ「AtR」!
そらるは2016年1月より、同じくネットから飛び出したクリエイター・まふまふと、2人組ユニット「After the Rain(略取AtR)」として活動しており、こちらも大人気!2018年8月にさいたまスーパーアリーナで2日間ライブを開催し、3万6千人を動員。
同年9月発売のアルバムは、日本レコード協会ゴールドディスクを獲得。
2019年8月、初の野外ライブ『After the Rain 2019 ~真夏のそらまふ大発生!!@富士急ハイランド~』は、あっという間に2日間ともソールドアウトしました。
After the Rainの楽曲は、ハイトーンなまふまふとの対照的なデュオが魅力。
そらるがボーカル&ミックス・マスタリングを、まふまふがボーカル&作詞作曲編曲を担当しています。
そらるとまふまふは、本当に仲が良いですね!
かつてまふまふがトラブルに見舞われた時に、救い出したのがそらるなら、2018年2月に突然活動休止したそらるを支えたのは、まふまふでした。
『世界を変えるひとつのノウハウ』の公開は、2019年8月10日。
そらるの穏やかで甘い歌声と、まふまふのかわいらしい歌声との調和が素敵です。
曲調やMVがとても可愛いのに、歌詞が深いのもイイですね。
え、そらるがUFOキャッチャーに?
なんとそらるが、ゲーセンのUFOキャッチャーの景品になりました。景品として、フィンガーパペットぬいぐるみやラバーフィギュアマスコットも登場!
種類は全3種類で、ライブツアーのビジュアル衣装と、シングル『ユーリカ』のジャケットビジュアル衣装を着た、デフォルメデザインのそらる、そして、はんぺんもいます。
はんぺんと言えば、そらるのはんぺんクッションが話題ですね。
ふわふわもちもちで、すごく気持ちのいい、はんぺんクッション!
超巨大はんぺんクッションも、完全受注販売されましたよ。
画像引用元 (Amazon)
11年目を迎えたそらるが見るものは?
2012年には、東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASUREの2デイズだったワンマンライブ。それが人気の高まりとともに規模が拡大され、2017年11月の、ソロ活動として初の横浜アリーナを含めたツアーでは、全公演ソールドアウト。
10周年記念として、2019年3月10日より開催された、幕張メッセ2Daysを含む全国6大都市ツアーでは、35,000人を動員して全公演ソールドアウトを記録しました!
活動11周年を迎えた22日には、「#そらるさん11周年」というハッシュタグ付きの投稿が、トレンドのベスト10入りです。
それだけ売れるようになっても、やはりそらるですね。
「音楽ってけっこうお金や労力のかかる趣味だと思うんですよ。
自分のファンの方のうち、おそらく6、7割ぐらいは中高生のリスナーさんだと思うので、CDをたくさん出して、ライブを何回もやると付いて来てもらうのも大変だろうな、というのを感じていて。
今作のリリースとライブで10周年にまつわる活動がひと段落するので、やっと心の荷が下りる感じがありますね。」とコメント。
リスナーのことを、1番に思いやってくれます。
そんなそらるを、これからも応援していきたいですね。
TEXT 有紀