夕焼ゆうやけに燃もえる窓辺まどべに 浮うかんだ私わたしの影法師かげぼうし
小悪魔要素こあくまようそを持もて余あます 今いまどきの女おんなの子こよ
誰だれも居いない教室きょうしつから 見みつめる凛々りりしい後姿うしろすがた
あなたは「江戸川えどがわの豪腕ごうわん」と 謳うたわれる色男いろおとこ
枯かれ葉舞はまい散ちる頃ころも 将棋しょうぎの一手いっても 天変地異てんぺんちいも
研とぎ澄すまされた六感ろっかんで すべてお見通みとおしよ
でもなんで気付きづかなかったの 恋こいは盲目もうもくね
背後はいごに迫せまる無機質感むきしつかん 石いしが擦すれ合あう音おと‥
二宮金次郎像にのみやきんじろうぞうがなだれ込こむ 2年ねん4組くみの教室きょうしつに
書物片手しょもつかたてに薪たきぎを背負せおう姿すがた 神々こうごうしくはあるけども
二宮金次郎像にのみやきんじろうぞうがなだれ込こむ 茜色あかねいろに染そまる教室きょうしつに
ひとり黄昏たそがれていただけなのに とんだ放課後ほうかごになったわ
平凡へいぼんな1日にちだった 風向かざむきもいつもと同おなじね
あなたに抱だく想おもいだけは 重かさなるばかりだけど
遠退とおのいてゆく意識いしきの中なかで あの弁当蘇べんとうよみがえる
あなたに食たべてもらいたくて 早起はやおきしたんだから
白米はくまいの上うえに描えがいた ナスカの地上絵ちじょうえよ(ひじきで)
名付なづけて「地上絵弁当ちじょうえべんとう」よ 「ナスカ弁当べんとう」じゃないわよ
二宮金次郎像にのみやきんじろうぞうがなだれ込こむ 茜色あかねいろに染そまる教室きょうしつに
隣となりの部屋へやは補修中ほしゅうちゅうだから もうちょっと静しずかにしてよね
二宮金次郎像にのみやきんじろうぞうがなだれ込こむ 寄よせては揺ゆれる恋こいだから
お米こめを炊たく水蒸気すいじょうきとともに あなたは消きえてったわ
夢ゆめ・幻術げんじゅつ・蜃気楼しんきろうかしら 混沌こんとんカオス裂さく上腕二等筋じょうわんふたとうきん
初はじめて触ふれるあなたの指ゆびと 私わたしの指絡ゆびからめて
江戸川えどがわの豪腕ごうわんに手てを引ひかれ 長ながい道みち 韋駄天走いだてんばしりして
沃地よくちに注そそぐ冷つめたい夏時雨なつしぐれ 火照ほてる私わたしを濡ぬらして
諸藩しょはんの再建打さいけんうち立たてるように 横よこたわる像ぞうを整列せいれつさせるわ
視界しかいに広ひろがる数百体すうひゃくたい どうやら熱あつい放課後ほうかごになりそうね
二宮金次郎像にのみやきんじろうぞうを立たて直なおせ 六感ろっかん・豪腕ごうわん・晩夏ばんかの空そら
持もち上あげるのに結構筋力けっこうきんりょくつかうけど 是ぜが非ひでも立たて直なおすわ
ひとつだけ 手乗てのりサイズのやつあったので 文鎮代ぶんちんかわりに使つかってまーす☆
夕焼yuuyaけにkeni燃moえるeru窓辺madobeにni 浮uかんだkanda私watashiのno影法師kageboushi
小悪魔要素koakumayousoをwo持moてte余amaすsu 今imaどきのdokino女onnaのno子koよyo
誰dareもmo居iないnai教室kyoushitsuからkara 見miつめるtsumeru凛々ririしいshii後姿ushirosugata
あなたはanataha「江戸川edogawaのno豪腕gouwan」とto 謳utaわれるwareru色男irootoko
枯kaれre葉舞hamaいi散chiるru頃koroもmo 将棋syougiのno一手itteもmo 天変地異tenpenchiiもmo
研toぎgi澄suまされたmasareta六感rokkanでde すべておsubeteo見通mitooしよshiyo
でもなんでdemonande気付kiduかなかったのkanakattano 恋koiはha盲目moumokuねne
背後haigoにni迫semaるru無機質感mukishitsukan 石ishiがga擦suれre合aうu音oto‥
二宮金次郎像ninomiyakinjirouzouがなだれganadare込koむmu 2年nen4組kumiのno教室kyoushitsuにni
書物片手syomotsukatateにni薪takigiをwo背負seoうu姿sugata 神々kougouしくはあるけどもshikuhaarukedomo
二宮金次郎像ninomiyakinjirouzouがなだれganadare込koむmu 茜色akaneiroにni染soまるmaru教室kyoushitsuにni
ひとりhitori黄昏tasogareていただけなのにteitadakenanoni とんだtonda放課後houkagoになったわninattawa
平凡heibonなna1日nichiだったdatta 風向kazamuきもいつもとkimoitsumoto同onaじねjine
あなたにanatani抱daくku想omoいだけはidakeha 重kasaなるばかりだけどnarubakaridakedo
遠退toonoいてゆくiteyuku意識ishikiのno中nakaでde あのano弁当蘇bentouyomigaeるru
あなたにanatani食taべてもらいたくてbetemoraitakute 早起hayaoきしたんだからkishitandakara
白米hakumaiのno上ueにni描egaいたita ナスカnasukaのno地上絵chijoueよyo(ひじきでhijikide)
名付naduけてkete「地上絵弁当chijouebentou」よyo 「ナスカnasuka弁当bentou」じゃないわよjanaiwayo
二宮金次郎像ninomiyakinjirouzouがなだれganadare込koむmu 茜色akaneiroにni染soまるmaru教室kyoushitsuにni
隣tonariのno部屋heyaはha補修中hosyuuchuuだからdakara もうちょっとmouchotto静shizuかにしてよねkanishiteyone
二宮金次郎像ninomiyakinjirouzouがなだれganadare込koむmu 寄yoせてはseteha揺yuれるreru恋koiだからdakara
おo米komeをwo炊taくku水蒸気suijoukiとともにtotomoni あなたはanataha消kiえてったわetettawa
夢yume・幻術genjutsu・蜃気楼shinkirouかしらkashira 混沌kontonカオスkaosu裂saくku上腕二等筋jouwanfutatoukin
初hajiめてmete触fuれるあなたのreruanatano指yubiとto 私watashiのno指絡yubikaraめてmete
江戸川edogawaのno豪腕gouwanにni手teをwo引hiかれkare 長nagaいi道michi 韋駄天走idatenbashiりしてrishite
沃地yokuchiにni注sosoぐgu冷tsumeたいtai夏時雨natsushigure 火照hoteるru私watashiをwo濡nuらしてrashite
諸藩syohanのno再建打saikenuちchi立taてるようにteruyouni 横yokoたわるtawaru像zouをwo整列seiretsuさせるわsaseruwa
視界shikaiにni広hiroがるgaru数百体suuhyakutai どうやらdouyara熱atsuいi放課後houkagoになりそうねninarisoune
二宮金次郎像ninomiyakinjirouzouをwo立taてte直naoせse 六感rokkan・豪腕gouwan・晩夏bankaのno空sora
持moちchi上aげるのにgerunoni結構筋力kekkoukinryokuつかうけどtsukaukedo 是zeがga非hiでもdemo立taてte直naoすわsuwa
ひとつだけhitotsudake 手乗tenoりriサイズsaizuのやつあったのでnoyatsuattanode 文鎮代bunchinkaわりにwarini使tsukaってまttemaーすsu☆