十七才 歌詞 初音ミク ふりがな付

気きが付つけば 子供こどもではなくなっていて
大人おとなほど 狡こすくなれずに 漂ただよっている

｢嘘うそだとか 誰だれかを裏切うらぎる言葉ことばは
いつの日ひか その身みに還かえると 思おもいなさい｣ 等など

躾しつけられたことの端はしに 違和感いわかんが滲にじむ
世間せけんに舞まう声こえに 嘘うそを見みつけたら

どうしてなの? 大人おとなの言いうことばかり 聞きいてたら
不幸ふしあわせになっていく心地ここちが 続つづくんだ
そうであれば この白線はくせんを越こえてしまいたい
私わたしの未来みらいを 攫さらうはずの列車れっしゃが 遠とおくへ行いく


｢ばれなければ皆幸みんなしあわせになれるでしょう?｣
｢いじめれば私わたしはいじめられないでしょう?｣
｢衝ついて出でる悪口わるくちは止とめられないでしょう?｣
｢それはそう･･････世よの中なかはそういうもんでしょう?｣ 等など

気きづけば尚なお 醜みにくい感情かんじょう 心こころに染しみ込こんで
躾しつけられたことも 思おもい出だせなくて


どうしてなの? 大人おとなのすることばかり 真似まねたら
不幸ふしあわせな末路まつろへ向むかう 予感よかんがするの
そうであれば 誰だれを倣ならって生いきてゆけば良いい?
それでも白線はくせんを 越こえられず今いまも 目めを伏ふせたの


きっとこんな風ふうに大人おとなだって世よの中なかに
首くびを傾かしげたまま大おおきくなったんだろう
だから 傾かたむいた視界しかいに映うつる私達わたしたちのことを
“間違まちがい"だなんて叱しかるんだ


どうしてなの? 大人おとなの言いうことばかり 聞きいてたら
不幸ふしあわせになっていく心地ここちが 続つづくんだ
そうであれば この白線はくせんを越こえてみたいの
私わたしの心こころを 変かえることが出来できるのは
次つぎに来くる列車れっしゃの 行いき先さきでもなく
私次第わたししだい?