離れてても家族 歌詞 きいやま商店 ふりがな付

父とうちゃんが酔よっ払ぱらって家いえで暴あばれたら
母かあちゃんが僕ぼくらを連つれて逃にげた
スナックリスボンのベッチンのソファーで
僕ぼくらは寄より添そい一晩過ひとばんすごした
次つぎの日ひの朝母あさかあちゃんは荷物にもつをまとめて
実家じっかに帰かえって暮くらすことを決きめた
じーちゃんとばーちゃんとおじさんがいる小ちいさな家いえで
肩身かたみの狭せまい思おもいもしたんだろう
母かあちゃんの口癖くちぐせは
父とうちゃんからお金かねもらって来きなさい
父とうちゃんの口癖くちぐせは
うるせえバカヤロウ
ああ家族かぞく 家族かぞく 離はなれてても家族かぞく

父とうちゃんが僕ぼくらを連つれ戻もどしに来きたら
じーちゃんが父とうちゃんに塩しおを投なげた
塩しおだらけになった父とうちゃんの頭あたまを
ばーちゃんが竹たけのホウキで掃はいた
二人ふたりに片腕かたうでずつ強つよく捕つかまれて
道みちの真まん中なかで引ひっ張ぱり合あいされた
愛あいがある方ほうが先さきに手てを離はなすとか言いうけれど
あの時二人ときふたりは手てを離はなさなかった
夢ゆめを見みる事ことや諦あきらめない事こと
父とうちゃんに聞きいた
人ひとに感謝かんしゃする事嘘ことうそつかない事こと
母かあちゃんに聞きいた
父とうちゃんと母かあちゃんは
今いまでも変かわらず離はなれて暮くらしてる
僕ぼくらは二人ふたりの間あいだを行いったり来きたりして
孫まごを抱だいて喜よろこぶ顔かおを見みる
ああ家族かぞく 家族かぞく 離はなれてても家族かぞく
ああ家族かぞく 家族かぞく 離はなれてても家族かぞく