人ひとの世よは…
流ながれる水みずに逆さからえば
生いきて行ゆくにはつら過すぎる
許ゆるしてね 我儘わがままを
身勝手みがってを
母ははが諭さとした あの涙なみだ
詫わびております紀きノ川かわに
あの日ひから…
苦労くろうの積荷上つみにあげ下おろす
水路みちに迷まよった おんな舟ぶね
風かぜが舞まう 雨あめが降ふる
雪ゆきが散ちる
吉野山々嵐よしのさんざんあらしです
あなた助たすけて今何処いまどこに
はらはらと…
散ちりゆく花はなを眼めで追おえば
肩かたを寄よせ合あう 花筏はないかだ
憎にくしみも 哀かなしみも
愛いとしさも
夢ゆめと一緒いっしょに流ながしましょう
春はるは又来またくる紀きノ川かわに
人hitoのno世yoはha…
流nagaれるreru水mizuにni逆sakaらえばraeba
生iきてkite行yuくにはつらkunihatsura過suぎるgiru
許yuruしてねshitene 我儘wagamamaをwo
身勝手migatteをwo
母hahaがga諭satoしたshita あのano涙namida
詫waびておりますbiteorimasu紀kiノno川kawaにni
あのano日hiからkara…
苦労kurouのno積荷上tsuminiaげge下oろすrosu
水路michiにni迷mayoったtta おんなonna舟bune
風kazeがga舞maうu 雨ameがga降fuるru
雪yukiがga散chiるru
吉野山々嵐yoshinosanzanarashiですdesu
あなたanata助tasuけてkete今何処imadokoにni
はらはらとharaharato…
散chiりゆくriyuku花hanaをwo眼meでde追oえばeba
肩kataをwo寄yoせse合aうu 花筏hanaikada
憎nikuしみもshimimo 哀kanaしみもshimimo
愛itoしさもshisamo
夢yumeとto一緒issyoにni流nagaしましょうshimasyou
春haruはha又来matakuるru紀kiノno川kawaにni