終おわりかけた夏なつの日ひの
どこか急せかすような
切せつないにおいは君きみのこと
想おもうには充分じゅうぶんすぎるから
日焼ひやけの指輪ゆびわの跡あとがほら…
勿忘草わすれなぐさが 夕風ゆうかぜに揺ゆれ
まだ なまぬるい記憶運きおくはこぶ
花言葉はなことばはね 「忘わすれないで」 だと
教おしえてくれたのは君きみだよ
空そらに浮うかんでいるのは
途切とぎれ 途切とぎれた雲くもで
幾度いくどと駆かけ抜ぬけてきた
季節きせつがまた手てを振ふっているよう
まだこんなにも蒸むし暑あついのに
湿しっけた花火はなびを横目よこめにして
背せを向むけていく セピアに染そめてく
深ふかく息いきすればきゅんとするの
鮮明せんめいに映うつる 日々ひびの途中とちゅうに
落おとしてきたものは何なに?
気きづかないくらい 気きづけないくらいに
心高鳴こころたかなっていたんだ
もう勿忘草わすれなぐさが 夕風ゆうかぜに揺ゆれ
次つぎの季節きせつを運はこんできた
あともう少すこし もう少すこしだけ
あたしのことを包つつんでいてほしい
終oわりかけたwarikaketa夏natsuのno日hiのno
どこかdokoka急seかすようなkasuyouna
切setsuないにおいはnainioiha君kimiのことnokoto
想omoうにはuniha充分juubunすぎるからsugirukara
日焼hiyaけのkeno指輪yubiwaのno跡atoがほらgahora…
勿忘草wasurenagusaがga 夕風yuukazeにni揺yuれre
まだmada なまぬるいnamanurui記憶運kiokuhakoぶbu
花言葉hanakotobaはねhane 「忘wasuれないでrenaide」 だとdato
教oshiえてくれたのはetekuretanoha君kimiだよdayo
空soraにni浮uかんでいるのはkandeirunoha
途切togiれre 途切togiれたreta雲kumoでde
幾度ikudoとto駆kaけke抜nuけてきたketekita
季節kisetsuがまたgamata手teをwo振fuっているようtteiruyou
まだこんなにもmadakonnanimo蒸muしshi暑atsuいのにinoni
湿shiっけたkketa花火hanabiをwo横目yokomeにしてnishite
背seをwo向muけていくketeiku セピアsepiaにni染soめてくmeteku
深fukaくku息ikiすればきゅんとするのsurebakyuntosuruno
鮮明senmeiにni映utsuるru 日々hibiのno途中tochuuにni
落oとしてきたものはtoshitekitamonoha何nani?
気kiづかないくらいdukanaikurai 気kiづけないくらいにdukenaikuraini
心高鳴kokorotakanaっていたんだtteitanda
もうmou勿忘草wasurenagusaがga 夕風yuukazeにni揺yuれre
次tsugiのno季節kisetsuをwo運hakoんできたndekita
あともうatomou少sukoしshi もうmou少sukoしだけshidake
あたしのことをatashinokotowo包tsutsuんでいてほしいndeitehoshii