やけに澄すんだ空そらの蒼あお 吸すい込こまれそうに綺麗きれいで
息いきをするのもためらう 4月がつ あの日ひを思おもい出だす
ほこりまみれの戸棚とだなの 一番右いちばんみぎの引ひき出だし
あの子こは歳としを取とらずに 僕ぼくの顔かおを見みつめて
ゆらり ゆらり ふわり
風かぜの匂におい 髪かみの匂におい 閉とじ込こめた 写真しゃしんには 光ひかり
反射はんしゃして 気きが付ついて 振ふり向むけば 青あおの桜さくら
散ちらないで そのままで 消きえないで 繋つないだ手て するり
戻もどれない 戻もどらない 見上みあげれば 青あおの桜さくら
何なにも知しらない陰二かげふたつ 梢こずえから落おちる雫しずく
波紋はもんは徐々じょじょに広ひろがり やがて陰かげを揺ゆらした
掴つかんだはずの世界せかいは とても狭せまいものでした
終おわりがあると知しらずに 夢ゆめを見みていた春はるの日ひ
ゆらり ゆらり ふわり
風かぜの色いろ 髪かみの色いろ 飛とび込こんだ 視界しかいには 光ひかり
追おいかけて 躓つまづいて それでもね 何なにもないや
いつもの空そらが いつもより やけに静しずかで張はり裂さけそうだよ
いつまでも いつまでも いつまでも 青あおの桜さくら
ゆらり ゆらり ふわり
やけにyakeni澄suんだnda空soraのno蒼ao 吸suいi込koまれそうにmaresouni綺麗kireiでde
息ikiをするのもためらうwosurunomotamerau 4月gatsu あのano日hiをwo思omoいi出daすsu
ほこりまみれのhokorimamireno戸棚todanaのno 一番右ichibanmigiのno引hiきki出daしshi
あのano子koはha歳toshiをwo取toらずにrazuni 僕bokuのno顔kaoをwo見miつめてtsumete
ゆらりyurari ゆらりyurari ふわりfuwari
風kazeのno匂nioいi 髪kamiのno匂nioいi 閉toじji込koめたmeta 写真syashinにはniha 光hikari
反射hansyaしてshite 気kiがga付tsuいてite 振fuりri向muけばkeba 青aoのno桜sakura
散chiらないでranaide そのままでsonomamade 消kiえないでenaide 繋tsunaいだida手te するりsururi
戻modoれないrenai 戻modoらないranai 見上miaげればgereba 青aoのno桜sakura
何naniもmo知shiらないranai陰二kagefutaつtsu 梢kozueからkara落oちるchiru雫shizuku
波紋hamonはha徐々jojoにni広hiroがりgari やがてyagate陰kageをwo揺yuらしたrashita
掴tsukaんだはずのndahazuno世界sekaiはha とてもtotemo狭semaいものでしたimonodeshita
終oわりがあるとwarigaaruto知shiらずにrazuni 夢yumeをwo見miていたteita春haruのno日hi
ゆらりyurari ゆらりyurari ふわりfuwari
風kazeのno色iro 髪kamiのno色iro 飛toびbi込koんだnda 視界shikaiにはniha 光hikari
追oいかけてikakete 躓tsumaduいてite それでもねsoredemone 何naniもないやmonaiya
いつものitsumono空soraがga いつもよりitsumoyori やけにyakeni静shizuかでkade張haりri裂saけそうだよkesoudayo
いつまでもitsumademo いつまでもitsumademo いつまでもitsumademo 青aoのno桜sakura
ゆらりyurari ゆらりyurari ふわりfuwari