腐葉土 歌詞 THE NEUTRAL ふりがな付

「僕ぼくが死しんだら誰だれか泣なく人ひとはいるのかな」君きみが尋たずねた

君きみが死しんでも 何なにも変かわらない この日々ひびは絶たえず続つづいていき
悲かなしみなんてすぐに忘わすれて笑顔えがおを探さがすだろう
君きみが死しんでも 俺おれは変かわらない 墓はかに花はななんか添そえないぞ
俺おれを残のこして 去さり行ゆく君きみを 許ゆるしはしないだろう
やがて花はなが枯かれて散ちりゆくように やがて雲くもが海うみに還かえるように
形かたちあるものは終おわるものさ 焦あせらなくても行ゆく道みちさ

雨上あめあがりのアスファルトの匂におい 空そらに架かける虹にじのこと
あの日ひの夕陽ゆうひや 君きみの笑顔えがおは 左胸ひだりむねを叩たたくんだ
やがて花はなが枯かれて散ちりゆくように やがて太陽たいようが沈しずむように
いつかは俺おれたちも終おわるものさ 焦あせらなくても行ゆく道みちさ

この世界せかいは 決けっして悲かなしいものじゃなく 光溢ひかりあふれ 時ときには眩まぶしすぎて
それでもまだ 君きみが迷まようのならば 今いまは少すこしその中なかで揺ゆられればいい

でも本当ほんとうは 君きみが死しんだら 俺おれは必かならず泣なくだろう
大声おおごえを出だして 恥はずかしげもなく 震ふるえながら泣なくだろう
だからどうか 君きみの為ためじゃなく 俺おれの為ためでも構かまわない
一日いちにちでもいい 一秒いちびょうでもいい 少すこしでも長ながく生いきろ!
やがて花はなが枯かれて散ちりゆくように やがて雲くもが海うみに還かえるように
いつかは俺おれたちも終おわるものさ 焦あせらなくても行ゆく道みちさ
それでもまた花はなは種たねを蒔まいて それでもまた雲くもは雨あめを降ふらし
やがては俺おれたちも土つちに還かえり 見事みごとな花はなを咲さかすのだ
見事みごとな花はなを咲さかすために この日々ひびを生いきていくのだ!!