俺おれは地じ獄ごくの大たい将しょう
庖ほう丁ちょう握にぎる赤あか鬼おに
暴あばれる鬼おににたらふく食くらわせる
彷徨さまよう亡もう者じゃ睨にらみ
旬しゅんの食しょく材ざい見み抜ぬく
腹はら黒ぐろい程ほど苦にがみが効きいて美味うまい
焼やいて食くうか
磔はりつけ炙あぶり焼やき
茹ゆでて食くうか
血ちの池いけで寄よせ鍋なべ
俺おれは地じ獄ごくで走はしる
逃にげる亡もう者じゃを追おって
怯おびえる顔かおが何なによりの御ご馳ち走そう
吊つるし切ぎりで下おろして
皿さらに生なま首くび盛もって
活いけ作づくりからこぼれる断だん末まつ魔ま
焼やいて食くうか
串くし刺ざしの蒲かば焼やき
茹ゆでて食くうか
釜かま茹ゆでのしゃぶしゃぶ
泣ないたって
喚わめいたって
悔くいたって
嘆なげいたって
俺おれは地じ獄ごくで歌うたう
出で刃ばでリズムを刻きざみ
俎まないたの上うえのたうつ亡もう者じゃたち
叫さけび声ごえが合あいの手て
呻わめき声ごえが伴ばん奏そう
苦く痛つうに満みちた宴うたげは終おわらない
焼やいて食くうか
鉄てっ板ぱん踊おどり食ぐい
茹ゆでて食くうか
臼うすで引ひいたすり身み
焼やいて食くうか
茹ゆでて食くうか
揚あげて食くうか
蒸むして食くうか
煮に込こんで食くうか
炒いためて食くうか
刺さし身みで食くうか
たたきで食くうか
俺oreはha地ji獄gokuのno大tai将syou
庖hou丁chou握nigiるru赤aka鬼oni
暴abaれるreru鬼oniにたらふくnitarafuku食kuらわせるrawaseru
彷徨samayoうu亡mou者ja睨niraみmi
旬syunのno食syoku材zai見mi抜nuくku
腹hara黒guroいi程hodo苦nigaみがmiga効kiいてite美味umaいi
焼yaいてite食kuうかuka
磔haritsuke炙abuりri焼yaきki
茹yuでてdete食kuうかuka
血chiのno池ikeでde寄yoせse鍋nabe
俺oreはha地ji獄gokuでde走hashiるru
逃niげるgeru亡mou者jaをwo追oってtte
怯obiえるeru顔kaoがga何naniよりのyorino御go馳chi走sou
吊tsuるしrushi切giりでride下oろしてroshite
皿saraにni生nama首kubi盛moってtte
活iけke作dukuりからこぼれるrikarakoboreru断dan末matsu魔ma
焼yaいてite食kuうかuka
串kushi刺zaしのshino蒲kaba焼yaきki
茹yuでてdete食kuうかuka
釜kama茹yuでのしゃぶしゃぶdenosyabusyabu
泣naいたってitatte
喚wameいたってitatte
悔kuいたってitatte
嘆nageいたってitatte
俺oreはha地ji獄gokuでde歌utaうu
出de刃baでdeリズムrizumuをwo刻kizaみmi
俎manaitaのno上ueのたうつnotautsu亡mou者jaたちtachi
叫sakeびbi声goeがga合aいのino手te
呻wameきki声goeがga伴ban奏sou
苦ku痛tsuuにni満miちたchita宴utageはha終oわらないwaranai
焼yaいてite食kuうかuka
鉄textu板pan踊odoりri食guいi
茹yuでてdete食kuうかuka
臼usuでde引hiいたすりitasuri身mi
焼yaいてite食kuうかuka
茹yuでてdete食kuうかuka
揚aげてgete食kuうかuka
蒸muしてshite食kuうかuka
煮ni込koんでnde食kuうかuka
炒itaめてmete食kuうかuka
刺sashi身miでde食kuうかuka
たたきでtatakide食kuうかuka