はじめは誰だれも 脆もろい種たね
芽めが出でるまでは 知しる人ひともない
時雨しぐれに打うたれ 陽ひに灼やかれ
夢ゆめのひとふし どこまで伸のびる
いのちは どれも不揃ふぞろいで
だから 生うまれた意味いみがある
光ひかりを紡つむぎ 葉はをつけて
空そらを仰あおいで 花咲はなさかせ
たったひとつの 実みが成なるような
たったひとつの 樹きになろう
わたしがわたしで いられるように
たったひとつの 樹きになろう
いつかは舟ふねに なるもいい
屋根やねを支ささえる 柱はしらでもいい
たとえば薪まきに なったなら
人ひとをぬくめて やれるじゃないか
心こころに ふれる心こころには
決けっして 絶たえないものがある
鳥とりの翼つばさに 枝えだを貸かし
風かぜに応こたえて 根ねをはれる
たったひとつの 実みがなるような
たったひとつの 樹きになろう
あなたがあなたで いられるように
たったひとつの 樹きになろう
道みちにはきっと果はてがある
だけど空そらにはきりがない
光ひかりを紡つむぎ 葉はをつけて
空そらを仰あおいで 花咲はなさかせ
たったひとつの 実みがなるような
たったひとつの 樹きになろう
わたしがわたしで いられるように
たったひとつの 樹きになろう
樹きになろう
はじめはhajimeha誰dareもmo 脆moroいi種tane
芽meがga出deるまではrumadeha 知shiるru人hitoもないmonai
時雨shigureにni打uたれtare 陽hiにni灼yaかれkare
夢yumeのひとふしnohitofushi どこまでdokomade伸noびるbiru
いのちはinochiha どれもdoremo不揃fuzoroいでide
だからdakara 生uまれたmareta意味imiがあるgaaru
光hikariをwo紡tsumuぎgi 葉haをつけてwotsukete
空soraをwo仰aoいでide 花咲hanasaかせkase
たったひとつのtattahitotsuno 実miがga成naるようなruyouna
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
わたしがわたしでwatashigawatashide いられるようにirareruyouni
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
いつかはitsukaha舟funeにni なるもいいnarumoii
屋根yaneをwo支sasaえるeru 柱hashiraでもいいdemoii
たとえばtatoeba薪makiにni なったならnattanara
人hitoをぬくめてwonukumete やれるじゃないかyarerujanaika
心kokoroにni ふれるfureru心kokoroにはniha
決kextuしてshite 絶taえないものがあるenaimonogaaru
鳥toriのno翼tsubasaにni 枝edaをwo貸kaしshi
風kazeにni応kotaえてete 根neをはれるwohareru
たったひとつのtattahitotsuno 実miがなるようなganaruyouna
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
あなたがあなたでanatagaanatade いられるようにirareruyouni
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
道michiにはきっとnihakitto果haてがあるtegaaru
だけどdakedo空soraにはきりがないnihakiriganai
光hikariをwo紡tsumuぎgi 葉haをつけてwotsukete
空soraをwo仰aoいでide 花咲hanasaかせkase
たったひとつのtattahitotsuno 実miがなるようなganaruyouna
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
わたしがわたしでwatashigawatashide いられるようにirareruyouni
たったひとつのtattahitotsuno 樹kiになろうninarou
樹kiになろうninarou