人ひとは誰だれしもがそう パンドラの箱はこあけて
泣なきながら産うまれる 今いまはまだ旅たびの途中とちゅう あなたも
乾かわいた喉のどを少すこし 潤うるおしたのなら もう
誰だれにも見みせはしない 鎧プライドも 今いま 捨すてて眠ねむりましょう
この部屋へやは波打なみうつ海うみの底そこ 静しずかに溺おぼれるあなたを
泡あわに変かわって優やさしく包つつめたら…消きえてもいいのです
夜明よあけまでの人魚姫にんぎょひめでいい 夢ゆめに見みた足跡あしあとが幻まぼろしでも
その心こころまで包つつみこめたなら
不知火しらぬいの温ぬくもりが あなた照てらしますように
折おれた翼つばさの鳥とりは 見守みまもるだけの空そらに
羽はばたく時ときを待まつ あなたもそう いつかまた飛とび立たつ
たわい無ない言葉ことばより 少すこしの静寂せいじゃくでいい
あなたの痛いたみなら そばにいる私わたしにも下ください
この部屋へやは砂漠さばくの草原そうげん 柔やわらかに横よこたわるあなたを
真綿まわたのように優やさしく包つつめたら…風かぜに吹ふかれます
夜明よあけまでは産うまれたままの涙なみださえ この胸むねに流ながせばいい
その傷きずまで やがて癒いえたなら 穏おだやかな小春日こはるびがあなたに…
その心こころまで包つつみこめたなら
不知火しらぬいの温ぬくもりが あなたを照てらしますように
人hitoはha誰dareしもがそうshimogasou パンドラpandoraのno箱hakoあけてakete
泣naきながらkinagara産uまれるmareru 今imaはまだhamada旅tabiのno途中tochuu あなたもanatamo
乾kawaいたita喉nodoをwo少sukoしshi 潤uruoしたのならshitanonara もうmou
誰dareにもnimo見miせはしないsehashinai 鎧puraidoもmo 今ima 捨suててtete眠nemuりましょうrimasyou
このkono部屋heyaはha波打namiuつtsu海umiのno底soko 静shizuかにkani溺oboれるあなたをreruanatawo
泡awaにni変kaわってwatte優yasaしくshiku包tsutsuめたらmetara…消kiえてもいいのですetemoiinodesu
夜明yoaけまでのkemadeno人魚姫ningyohimeでいいdeii 夢yumeにni見miたta足跡ashiatoがga幻maboroshiでもdemo
そのsono心kokoroまでmade包tsutsuみこめたならmikometanara
不知火shiranuiのno温nukuもりがmoriga あなたanata照teらしますようにrashimasuyouni
折oれたreta翼tsubasaのno鳥toriはha 見守mimamoるだけのrudakeno空soraにni
羽haばたくbataku時tokiをwo待maつtsu あなたもそうanatamosou いつかまたitsukamata飛toびbi立taつtsu
たわいtawai無naいi言葉kotobaよりyori 少sukoしのshino静寂seijakuでいいdeii
あなたのanatano痛itaみならminara そばにいるsobaniiru私watashiにもnimo下kudaさいsai
このkono部屋heyaはha砂漠sabakuのno草原sougen 柔yawaらかにrakani横yokoたわるあなたをtawaruanatawo
真綿mawataのようにnoyouni優yasaしくshiku包tsutsuめたらmetara…風kazeにni吹fuかれますkaremasu
夜明yoaけまではkemadeha産uまれたままのmaretamamano涙namidaさえsae このkono胸muneにni流nagaせばいいsebaii
そのsono傷kizuまでmade やがてyagate癒iえたならetanara 穏odaやかなyakana小春日koharubiがあなたにgaanatani…
そのsono心kokoroまでmade包tsutsuみこめたならmikometanara
不知火shiranuiのno温nukuもりがmoriga あなたをanatawo照teらしますようにrashimasuyouni