帰かえり際ぎわ
咲さいていた
小ちいさな花はなのような
健気けなげな
優やさしさを
灰はいで
固かためた
道端みちばたに
絶たえ間まなく
降ふって来くる
五月雨さみだれの雫しずくは
認みとめも
されぬうちに
石いしに
足跡あしあと
刻きざんでいた
放ほおり出だして
しまいたくなる程ほどの
惑まどいのなかから
泪なみだを
覚おぼえればいいさ
立たち停どまって
息いきを吸すい込こんで
歩あるいていける
から
燃もえ上あがる
一瞬いっしゅんの
炎ほのおの熱あつさより
キャンドルの
点ともし火びを
そっと
誰だれかと
分わかちたい
きっと
誰だれかに
伝つたえたい
帰kaeりri際giwa
咲saいていたiteita
小chiiさなsana花hanaのようなnoyouna
健気kenageなna
優yasaしさをshisawo
灰haiでde
固kataめたmeta
道端michibataにni
絶taえe間maなくnaku
降fuってtte来kuるru
五月雨samidareのno雫shizukuはha
認mitoめもmemo
されぬうちにsarenuuchini
石ishiにni
足跡ashiato
刻kizaんでいたndeita
放hooりri出daしてshite
しまいたくなるshimaitakunaru程hodoのno
惑madoいのなかからinonakakara
泪namidaをwo
覚oboえればいいさerebaiisa
立taちchi停doまってmatte
息ikiをwo吸suいi込koんでnde
歩aruいていけるiteikeru
からkara
燃moえe上aがるgaru
一瞬issyunのno
炎honooのno熱atsuさよりsayori
キャンドルkyandoruのno
点tomoしshi火biをwo
そっとsotto
誰dareかとkato
分waかちたいkachitai
きっとkitto
誰dareかにkani
伝tsutaえたいetai