遠とおくの方ほうで聞きこえた
誰だれかの泣なき声ごえが そっと
「大事だいじなものをなくした」
わたしが一緒いっしょに探さがしてあげようか
それはどんな形かたちで
何色なにいろに輝かがやいてるの?
仄暗ほのぐらい洞窟ほらあな
手招てまねきする君きみは、だあれ?
小ちいさな扉とびらが開ひらいた
案内あんないしてちょうだい
さぁ!
おとぎの国くにを駆かけて行いこう
なくしたもの見みつけるのさ
「オオカミが来きた!」信しんじてあげる
まわる赤あかい靴くつ 脱ぬぎ捨すて 裸足はだしで踊おどろう
「置おいてかれてしまった」
ひとりぼっち、わたしも嫌きらい
連つれて行いってあげましょう
楽たのしそうに聞きこえる笛ふえの方ほうへ
深ふかい森もりにあるのは
誰だれかの道みちしるべ
さぁ!
星降ほしふる夜よるに約束やくそくしよう
願ねがいはきっと魔法まほうになる
人魚にんぎょの恋こいを叶かなえてあげる
眠ねむくなる前まえにきみの心こころを伝つたえ
手てのひらには何なにも見みえないけれど
どこか あたたかいな
おとぎの国くにに迷まよいこんで
なくしたもの見みつけたのに
悲かなしいままで終おわりたくない
誰だれも知しらない
まだ自分じぶんも知しらない
さあ!
おとぎの国くにを駆かけて行いこう
「大事だいじなものを見みつけたのさ」
楽たのしい話はなしを聞きかせてあげる
変かわる 新あたらしい物語ものがたりを今いま はじめよう
遠tooくのkuno方houでde聞kiこえたkoeta
誰dareかのkano泣naきki声goeがga そっとsotto
「大事daijiなものをなくしたnamonowonakushita」
わたしがwatashiga一緒issyoにni探sagaしてあげようかshiteageyouka
それはどんなsorehadonna形katachiでde
何色naniiroにni輝kagayaいてるのiteruno?
仄暗honoguraいi洞窟horaana
手招temaneきするkisuru君kimiはha、だあれdaare?
小chiiさなsana扉tobiraがga開hiraいたita
案内annaiしてちょうだいshitechoudai
さぁsaa!
おとぎのotogino国kuniをwo駆kaけてkete行iこうkou
なくしたものnakushitamono見miつけるのさtsukerunosa
「オオカミookamiがga来kiたta!」信shinじてあげるjiteageru
まわるmawaru赤akaいi靴kutsu 脱nuぎgi捨suてte 裸足hadashiでde踊odoろうrou
「置oいてかれてしまったitekareteshimatta」
ひとりぼっちhitoribotchi、わたしもwatashimo嫌kiraいi
連tsuれてrete行iってあげましょうtteagemasyou
楽tanoしそうにshisouni聞kiこえるkoeru笛fueのno方houへhe
深fukaいi森moriにあるのはniarunoha
誰dareかのkano道michiしるべshirube
さぁsaa!
星降hoshifuるru夜yoruにni約束yakusokuしようshiyou
願negaいはきっとihakitto魔法mahouになるninaru
人魚ningyoのno恋koiをwo叶kanaえてあげるeteageru
眠nemuくなるkunaru前maeにきみのnikimino心kokoroをwo伝tsutaえe
手teのひらにはnohiraniha何naniもmo見miえないけれどenaikeredo
どこかdokoka あたたかいなatatakaina
おとぎのotogino国kuniにni迷mayoいこんでikonde
なくしたものnakushitamono見miつけたのにtsuketanoni
悲kanaしいままでshiimamade終oわりたくないwaritakunai
誰dareもmo知shiらないranai
まだmada自分jibunもmo知shiらないranai
さあsaa!
おとぎのotogino国kuniをwo駆kaけてkete行iこうkou
「大事daijiなものをnamonowo見miつけたのさtsuketanosa」
楽tanoしいshii話hanashiをwo聞kiかせてあげるkaseteageru
変kaわるwaru 新ataraしいshii物語monogatariをwo今ima はじめようhajimeyou