十六夜いざよいの月つきが雲間くもまから あなたを見みている
あなたの手てには剣つるぎそれは私わたし
あなたを恋こうる銀ぎんの刃やいば
草木くさきゆれ 夜露よつゆが道みちをぬかるみに変かえたとて
私わたしが手てを引ひこう いざようあなたをいざなおう
暗くらく寂さびしい道みちならば 私わたしが光ひかりとなろう
月つきのごとく照てらしていよう あなたが土つちとなる日ひまで
細石さざれいしのような我われが心こころ あなたは知しらない
あなたの目めには骸むくろ それは仇あだ
あなたが恋こうる人ひとはもう
この世よにはどこにもいない ただ月つきが美うつくしい
私わたしは離はなれない いかなるあなたも愛あいそう
赤あかい血ちが流ながれるたびに 私わたしが闇やみを背負せおおう
雲くものごとく隠かくしていよう 再ふたたび二人ふたり逢あう日ひまで
十六夜いざよいの月つきが雲間くもまから あなたを見みている
あなたを見みている
十六夜izayoiのno月tsukiがga雲間kumomaからkara あなたをanatawo見miているteiru
あなたのanatano手teにはniha剣tsurugiそれはsoreha私watashi
あなたをanatawo恋koうるuru銀ginのno刃yaiba
草木kusakiゆれyure 夜露yotsuyuがga道michiをぬかるみにwonukarumini変kaえたとてetatote
私watashiがga手teをwo引hiこうkou いざようあなたをいざなおうizayouanatawoizanaou
暗kuraくku寂sabiしいshii道michiならばnaraba 私watashiがga光hikariとなろうtonarou
月tsukiのごとくnogotoku照teらしていようrashiteiyou あなたがanataga土tsuchiとなるtonaru日hiまでmade
細石sazareishiのようなnoyouna我wareがga心kokoro あなたはanataha知shiらないranai
あなたのanatano目meにはniha骸mukuro それはsoreha仇ada
あなたがanataga恋koうるuru人hitoはもうhamou
このkono世yoにはどこにもいないnihadokonimoinai ただtada月tsukiがga美utsukuしいshii
私watashiはha離hanaれないrenai いかなるあなたもikanaruanatamo愛aiそうsou
赤akaいi血chiがga流nagaれるたびにrerutabini 私watashiがga闇yamiをwo背負seoおうou
雲kumoのごとくnogotoku隠kakuしていようshiteiyou 再futataびbi二人futari逢aうu日hiまでmade
十六夜izayoiのno月tsukiがga雲間kumomaからkara あなたをanatawo見miているteiru
あなたをanatawo見miているteiru