蜃気楼しんきろう揺ゆれる夏なつの陽ひに言葉ことばも残のこさず
貴方あなたは哀かなしいこの世界せかいを独ひとり捨すて去さった
感情かんじょうはまだ見みえないまま ここに残のこっているよ
確たしかめてしまうことが出来できないほどに怖こわい雫しずくだった
大事だいじなものが掌てのひらをすり抜ぬけ逃にげていく
貴方あなたは最期さいごまで僕ぼくに痛いたみ与あたえた
季節きせつは変かわり 景色けしきもまた移うつりゆくだろう
記憶きおくの底そこで たたずんだまま いつまでそこにいるの
誰だれもが弱よわくて 立たっていられないほど苦くるしい時とき過すごして
踏ふみ出だすべき道みち 選えらべずそれでもただ 未来みらいへ歩あるいていく
聞きこえない声こえ 静寂せいじゃくにまだ探さがしているよ
溢あふれるほどの憎にくしみと恋こいしさに狂くるわされ
この残酷ざんこくで冷つめたい世界せかいで生いきていくよ
決断けつだんの朝あさ ほんの少すこし貴方あなたが 微笑ほほえんだ気きがしたから
蜃気楼shinkirou揺yuれるreru夏natsuのno陽hiにni言葉kotobaもmo残nokoさずsazu
貴方anataはha哀kanaしいこのshiikono世界sekaiをwo独hitoりri捨suてte去saったtta
感情kanjouはまだhamada見miえないままenaimama ここにkokoni残nokoっているよtteiruyo
確tashiかめてしまうことがkameteshimaukotoga出来dekiないほどにnaihodoni怖kowaいi雫shizukuだったdatta
大事daijiなものがnamonoga掌tenohiraをすりwosuri抜nuけke逃niげていくgeteiku
貴方anataはha最期saigoまでmade僕bokuにni痛itaみmi与ataえたeta
季節kisetsuはha変kaわりwari 景色keshikiもまたmomata移utsuりゆくだろうriyukudarou
記憶kiokuのno底sokoでde たたずんだままtatazundamama いつまでそこにいるのitsumadesokoniiruno
誰dareもがmoga弱yowaくてkute 立taっていられないほどtteirarenaihodo苦kuruしいshii時toki過suごしてgoshite
踏fuみmi出daすべきsubeki道michi 選eraべずそれでもただbezusoredemotada 未来miraiへhe歩aruいていくiteiku
聞kiこえないkoenai声koe 静寂seijakuにまだnimada探sagaしているよshiteiruyo
溢afuれるほどのreruhodono憎nikuしみとshimito恋koiしさにshisani狂kuruわされwasare
このkono残酷zankokuでde冷tsumeたいtai世界sekaiでde生iきていくよkiteikuyo
決断ketsudanのno朝asa ほんのhonno少sukoしshi貴方anataがga 微笑hohoeんだnda気kiがしたからgashitakara