縫層 歌詞 君島大空 ふりがな付

出口でぐち塞ふさぐはあなただらけの幕間まくま
気化きかせぬように幾いくつも束たばねて呼よぶ?

肺はい混線こんせんの送電そうでん網もうで
濃こい反動はんどうを眩くるめくように唾棄だきして
灰色グレーな夕景ゆうけいへ!
不完全ふかんぜんなままの翼つばさに降ふる雨あめ!雨あめ!

心臓しんぞうの音おとが混まざり合あう
ときめきに怯おびえながら
歪ゆがんだ音おとは鳴なり止やまない
この世よで踊おどるよ!
血走ちばしる息いきの根ねが伸のばす手ては
君きみの目めに打うたれていく透明とうめいを結ゆう

ほら、めくれた夕ゆうどきの空そら
まだ雨上あめあがりの街中まちなか
晴はれ間ま、裂さけた空そらへ燃もえた
また造つくられた花弁はなびら...

見上みあげるほど古ふるい肋あばらの膜まく目め
流ながれ込こんだ木こ漏もれに浸ひたされ
あなたの頬ほほを染そめてく雨あめ

心臓しんぞうの音おとが混まざり合あうときめきに怯おびえながら
歪ゆがんだ音おとが、間まに合あわないこの手てをとるよ!
(ふたり)は足掻あがくほど近付ちかづく?
きっと花弁はなびらを浴あびるような接吻くちづけで
見みえるように掻かき壊こわす指ゆびまでそっと!
泣なき声ごえがとれない耳みみからずっと