ベニエ 歌詞 Helsinki Lambda Club ふりがな付

二人ふたりだけの秘密ひみつ ベニエ
昔むかし約束やくそくした海辺うみべ
手紙てがみの文字もじは薄うすれてくけど
私わたしの心こころはあの時ときのままよ

二人ふたりでジャズを聴ききながら
互たがいの口くち運はこぶベニエ
バラバラの二人ふたりだから
分わけ合あうことで曖昧あいまいに溶とけるの

もう知しらない頃ころには戻もどれない
食たべたらなくなるものじゃない
失うしなうことに耐たえられないのも
耐たえてしまうのも嫌いやよ

二人ふたりだけの秘密ひみつ ベニエ
粉砂糖こなざとうの化粧けしょう ベニエ
夏なつに降ふった雪ゆきだねって
あなたが笑わらえば それで幸しあわせ

満月まんげつの夜よるは臆病おくびょうになる
望のぞんでもいないことしたくなる
あなたの言葉ことばの熱ねつを測はかる
温度計おんどけいがあればいいのに

触さわり合あって 同おなじ夢ゆめに沈しずんで
平気へいきなふりをしていた日々ひびを笑わらう
くだらない安心あんしんはいらない
その寝息ねいきが明日あしたも聞きけますように

二人ふたりだけの秘密ひみつ ベニエ
昔むかし約束やくそくした海辺うみべ
やっとあげた花束はなたばは枯かれても
私わたしの心こころはあの時ときのままよ