それは残像の消失点 歌詞 null ふりがな付

綺麗きれいな光ひかりに孤独こどくを曝さらして
焼やかれた羽はねで僕ぼくらは
（この街まちで）
愛あいになりきれないで 夢ゆめを遠とおざけながら
どこか投なげやりに生いきてた

君きみがいない
この部屋へやは
もうずっと時ときを止とめたままで
色褪いろあせてゆく
青春せいしゅんの
残像ざんぞうと
暮くらすみたいだ

Ah, いまだに…
ジクジクと古ふるい傷きずなぞって
癒いえきった痛いたみに裏切うらぎられた気分きぶんだ
ジクジクジク涙なみださえ乾かわいてた
過すぎ去さってしまう何なにもかも

ふざけて真似まねした香水こうすいは だけど
それぞれの香かおりだったね
（どこまでも）
別々べつべつの体温たいおんで 埃ほこりっぽい夕立ゆうだちに
上書うわがきされてく

君きみがいない
それ以外いがい
明日あしたも同おなじような世界せかいが
うんざりしてた
あの日々ひびの
続つづきだと
結むすびつかない

Ah, どれだけ…
チクタクと秒針びょうしんにこすれて
都合つごういい記憶きおくは違ちがう物語ものがたりだ
チクタクタク戻もどらない いつの間まに
ありふれていた何なにもかも

並ならんだ高架下こうかした
シャッターの帰かえり道みち
君きみの顔かおがうまく思おもい出だせない
知しらない街まちのどこか
どうか幸しあわせになんて
まだ願ねがえないくせに

ジクジクと古ふるい傷きずなぞって
癒いえきった痛いたみに裏切うらぎられた気分きぶんだ
ジクジクジク涙なみださえ乾かわいてた
それが答こたえ

君きみがいない

チクタクと窓まどの外白そとしらける
眠ねむそうな空気くうきにまぎれてもう見みえない
チクタクタク戻もどらない いつの間まに
ありふれていた何なにもかも