『無題』 歌詞 初音ミク ふりがな付

最低さいていで最悪さいあくな意味いみを
改正かいせいで快適かいてきに維持いじを
適当てきとうな返答へんとうは無視むしで
我伐道わがばつどう、共ともに歩あるこう

一切いっさいも合切がっさいもなくて 見みるもの全部欲ぜんぶほしくて
優柔不断ゆうじゅうふだんが祟たたって 何なにも手てに残のこらない
他人たにんの視線怖しせんこわくて 隠かくれる所探ところさがして
でもそんな場所ばしょはないから
身みを削けずって生いきている

泣なき虫むしな僕ぼくはまだ
立たち止どまって進すすめずにいる

曖昧あいまいな日々ひびの雑踏ざっとうの中なかで
今いまも忘わすれられた感情かんじょうが軋きしむ
僕ぼくはここで何なにが できるだろうと
一人ひとり、俯うつむく

子供こどもの頃ころ、宿題しゅくだいで出でた
読書感想文どくしょかんそうぶん まだ覚おぼえてる
やる気きがなくて、最後さいごまで残のこって
ベソかきながら、出来できなかった

褐色かっしょくの日々ひびから変かわれなくて
裏庭うらにわ、雑草ざっそうの中なかで花はなは枯かれて
今いまからひとつ、息いきを吸すって
原稿用紙げんこうようしに、『無題だいめい』を書かいた

「10年越ねんごしの感想文かんそうぶん」
先生せんせい、ちょっと遅おそくなりましたけど
今いまの、僕ぼくの、生いきてきた道みちです

最低さいていな日々ひびだと愚痴ぐちる間まにも
絶たえず、歯車はぐるまは回まわり続つづける
いつしか、その流ながれに組くみ込こまれて
生いきて 笑わらって 歩あるいて 走はしって
僕ぼくらは