『秘密結社、ふたり。』 歌詞 バンドじゃないもん! ふりがな付

内緒ないしょでキスキス
いつか散ちるなら その日ひまで

指ゆびを重かさねれば 手引てびき通どおりに
もつれた前まえ髪上がみあげて
もっと良よく見みせて
震ふるえてる
心こころの奥おくの奥おくを

はらはら 影かげの街まち
コンクリートの上うえで咲さいた
ふたりしかいない 世界せかいの秘密ひみつを
今いま静しずかに知しるの

内緒ないしょでキスキス 優やさしさより
キスキス 苦くるしくして
濡ぬれた睫毛まつげも 掠かすれた声こえも
唇くちびるで食はんで
内緒ないしょでキスキス
赤あかい花はなびらのように染そまる
その温度おんど 誰だれかに
告つげ口ぐちしないで

あなたの表情ひょうじょうが私わたしのいない
場所ばしょで解とけるとしたら
いっそ引ひき千切ちぎってしまいそうに
なるくらいに愛いとしい

ぽろぽろ 摘つみ取とって
私わたしになら壊こわされてもいいと
あなたは綻ほころんで 世界せかいの秘密ひみつを
攫さらうみたいに抱だいたの

内緒ないしょでキスキス 溶とけ合あいながら
キスキス 爪つめを立たてて
細ほそい背中せなかに 白しろい首筋くびすじに
痕あとを残のこして
内緒ないしょでキスキス
燻くすぶってなぞるように触ふれた
想おもいの行いく先さきを
教おしえてください

ずっと果はてまで
ねえ 行いきたいの
甘あまい契約けいやくに
ふたりでサインを
結むすんだなら

内緒ないしょでキスキス 突つき放はなしても
キスキス まだ止とめないで
「好すき」「嫌きらい」「好すき」
嘘うそも本当ほんとうも
唇くちびるで食はんで

内緒ないしょでキスキス
赤あかい花はなびらのように染そまる
その温度おんど 誰だれかに
告つげ口ぐちしないで