朱よりも赤く 歌詞 羅生門 ふりがな付

天幕てんまくは焼やけおちて まだくすぶる草原そうげん
やがて地獄じごくの夜よるが明あける
焼やき打うちの夜明よあけ
帰かえらない命いのちには 蜂はちの巣すの銃じゅうの跡あと
飛とび散ちった血ちの侮辱ぶじょく
焼やき打うちの夜明よあけ

憎にくしみが教おしえるだろう 女おんなに
まばたきもせず 涙なみだを流ながすことを
怒いかりが育そだてるだろう 男おとこに
朱しゅよりも赤あかく 復讐ふくしゅうに燃もえる心こころを
戦たたかいは教おしえるだろう はじめて
一晩ひとばんでやつれはて
一晩ひとばんで大人おとなびることを
昨日きのうまで子供こどもだった 女おんなにも 男おとこにも
そして悲かなしみは与あたえるだろう 一言ひとこと
「･･････････････････････････････何なんにもしねえのによ」