石の舟 歌詞 黒木美佳 ふりがな付

心こころのように 欠かけた月つき
見上みあげてひとり 夜よるを待まつ
あなたを愛あいして 良いいのなら
命いのちを夜叉やしゃに 売うりましょう
この恋こいはこの恋こいは 沈しずむ運命さだめの石いしの舟ふね
奈落ならくの底そこも ああ ふたりなら

涙なみだがあふれ 止とまらない
口唇くちびるつけて 飲のみ干ほして
優やさしい男おとこは 居いるけれど
あなたのために 泣なきたいの
この恋こいはこの恋こいは 沈しずむ運命さだめの石いしの舟ふね
吐息といきの夜風よかぜ ああ 背せに受うけて

三途さんずの川かわを 渡わたるとき
離はなれぬように 抱だいていて
小指こゆびと小指こゆびの 赤あかい糸いと
あなたの首くびに 巻まきつける
この恋こいはこの恋こいは 沈しずむ運命うんめいの石いしの舟ふね
分わかっていても ああ 惚ほれました