「…天正てんしょう三年さんねん…五月さつき…織田おだ徳川とくがわ連合軍れんごうぐんは…長篠ながしの、設楽したらが原はらにおいて…武田たけだ軍ぐんを破やぶり…勝利しょうりする。この戦たたかいの後あと、徳川とくがわ家康いえやすは遠江とおとうみまで領地りょうちを拡大かくだいし、織田おだ信長のぶながは天下人てんかびとに名乗なのりを上あげることとなる。」
この手てで掬すくいあげたい
この手てで救すくいたい
いくら祈いのっても
零こぼれ落おちていく
指ゆびの隙間すきまから
何故なぜ戦たたかうのだ?
何故なぜ奪うばい合あうのだ?
もう誰だれもこの手てから
零こぼれ落おとしたくない
だから…
力ちからがあれば…
底そこ知しれぬ強つよさが…
私わたしは…
私わたしは…
「…天正tensyou三年sannen…五月satsuki…織田oda徳川tokugawa連合軍rengougunはha…長篠nagashino、設楽shitaraがga原haraにおいてnioite…武田takeda軍gunをwo破yabuりri…勝利syouriするsuru。このkono戦tatakaいのino後ato、徳川tokugawa家康ieyasuはha遠江tootoumiまでmade領地ryouchiをwo拡大kakudaiしshi、織田oda信長nobunagaはha天下人tenkabitoにni名乗nanoりをriwo上aげることとなるgerukototonaru。」
このkono手teでde掬sukuいあげたいiagetai
このkono手teでde救sukuいたいitai
いくらikura祈inoってもttemo
零koboれre落oちていくchiteiku
指yubiのno隙間sukimaからkara
何故naze戦tatakaうのだunoda?
何故naze奪ubaいi合aうのだunoda?
もうmou誰dareもこのmokono手teからkara
零koboれre落oとしたくないtoshitakunai
だからdakara…
力chikaraがあればgaareba…
底soko知shiれぬrenu強tsuyoさがsaga…
私watashiはha…
私watashiはha…