赤あかい屋根やねに身みを投なげても
君きみは嘲笑わらう
『君きみが嫌きらい』私わたしが言いった 私わたしに言いった
声こえは重かさなって膿うんでいく
視点してんは 擦ずれ続つづける
渇かわいていく眼球がんきゅうを
もう庇かばいきれないよ
赤あかい瞳ひとみ 目めを腫はらして
生いきていくと思おもえたのに
崩くずれていく音おとがする
ぐちゃぐちゃ 廃すたれて 疲つかれて 俯うつむく
『出来できが悪わるい』私わたしが言いった貴方あなたを真似まねて
声こえは重かさなって膿うんでいく
子供こどもの頃ころ 手てを離はなした
飛とんで消きえた 私わたしの 《才さい》 《学がく》 《勇ゆう》
視点してんは 擦ずれ続つづけ
渇かわいていく眼球がんきゅうを
もう庇かばいきれないよ
赤あかい屋根やねに身みを投なげても
同おなじようにおわるけれど
渇かわいた心こころはまた我儘わがままに
水みずを求もとめ続つづけ
赤あかい瞳ひとみ 陽ひに晒さらして
生いきていくと思おもえたのに
崩くずれていく音おとがする
ぐちゃぐちゃ 廃すたれて 疲つかれて
暗くらい闇やみの中なかに隠かくれた光ひかりが有あるのなら
また戻もどって また捜さがして
大事だいじにするよ
赤akaいi屋根yaneにni身miをwo投naげてもgetemo
君kimiはha嘲笑waraうu
『君kimiがga嫌kiraいi』私watashiがga言iったtta 私watashiにni言iったtta
声koeはha重kasaなってnatte膿uんでいくndeiku
視点shitenはha 擦zuれre続tsuduけるkeru
渇kawaいていくiteiku眼球gankyuuをwo
もうmou庇kabaいきれないよikirenaiyo
赤akaいi瞳hitomi 目meをwo腫haらしてrashite
生iきていくとkiteikuto思omoえたのにetanoni
崩kuzuれていくreteiku音otoがするgasuru
ぐちゃぐちゃguchagucha 廃sutaれてrete 疲tsukaれてrete 俯utsumuくku
『出来dekiがga悪waruいi』私watashiがga言iったtta貴方anataをwo真似maneてte
声koeはha重kasaなってnatte膿uんでいくndeiku
子供kodomoのno頃koro 手teをwo離hanaしたshita
飛toんでnde消kiえたeta 私watashiのno 《才sai》 《学gaku》 《勇yuu》
視点shitenはha 擦zuれre続tsuduけke
渇kawaいていくiteiku眼球gankyuuをwo
もうmou庇kabaいきれないよikirenaiyo
赤akaいi屋根yaneにni身miをwo投naげてもgetemo
同onaじようにおわるけれどjiyouniowarukeredo
渇kawaいたita心kokoroはまたhamata我儘wagamamaにni
水mizuをwo求motoめme続tsuduけke
赤akaいi瞳hitomi 陽hiにni晒saraしてshite
生iきていくとkiteikuto思omoえたのにetanoni
崩kuzuれていくreteiku音otoがするgasuru
ぐちゃぐちゃguchagucha 廃sutaれてrete 疲tsukaれてrete
暗kuraいi闇yamiのno中nakaにni隠kakuれたreta光hikariがga有aるのならrunonara
またmata戻modoってtte またmata捜sagaしてshite
大事daijiにするよnisuruyo