夜よるを粉々こなごなに壊こわしたら
空そらが真まっ青さおに腫はれた
どこへいった楽たのしいひと
どこへいった優やさしかったあのひと
騒さわぎのあとで
たちはだかる壁かべ 清潔せいけつで広大こうだいな
思おもい描えがく野生やせい 隔へだてた向むこうで
鍵かぎの束たば ためしてる音おと ひとつずつ ジャラリジャラリ
春はるが孵化ふかし夏なつになっても 扉とびらが開あく気配けはいはない
報ほうじられる沈黙ちんもくはないさ
二日酔ふつかよいの世界せかい
吐はけば楽らくになるの すぐに
吐はけば楽らくになるさ でも
吐はいた後あとに残のこるものは
翌日よくじつにきみは仕事しごとを探さがした
ぼくは永遠えいえんの休暇きゅうかに入はいった
高たかい壁かべに絵えを描かいてる 実物大じつぶつだいの都市としの絵えを
あの過すごした白しろいアパートも 扉とびらが開あく気配けはいはない
僕ぼくらすでに知しっているかも
たぶんすでにわかっているよ
晴はれた日ひには一瞬いっしゅんだけ
空そらが息いきを呑のみ 凪なぐ
なにがなんでも散歩さんぽへ行いこう
ちょいとそこまで
ぶらり
夜yoruをwo粉々konagonaにni壊kowaしたらshitara
空soraがga真maっxtu青saoにni腫haれたreta
どこへいったdokoheitta楽tanoしいひとshiihito
どこへいったdokoheitta優yasaしかったあのひとshikattaanohito
騒sawaぎのあとでginoatode
たちはだかるtachihadakaru壁kabe 清潔seiketsuでde広大koudaiなna
思omoいi描egaくku野生yasei 隔hedaてたteta向muこうでkoude
鍵kagiのno束taba ためしてるtameshiteru音oto ひとつずつhitotsuzutsu ジャラリジャラリjararijarari
春haruがga孵化fukaしshi夏natsuになってもninattemo 扉tobiraがga開aくku気配kehaiはないhanai
報houじられるjirareru沈黙chinmokuはないさhanaisa
二日酔futsukayoいのino世界sekai
吐haけばkeba楽rakuになるのninaruno すぐにsuguni
吐haけばkeba楽rakuになるさninarusa でもdemo
吐haいたita後atoにni残nokoるものはrumonoha
翌日yokujitsuにきみはnikimiha仕事shigotoをwo探sagaしたshita
ぼくはbokuha永遠eienのno休暇kyuukaにni入haiったtta
高takaいi壁kabeにni絵eをwo描kaいてるiteru 実物大jitsubutsudaiのno都市toshiのno絵eをwo
あのano過suごしたgoshita白shiroいiアパapaートtoもmo 扉tobiraがga開aくku気配kehaiはないhanai
僕bokuらすでにrasudeni知shiっているかもtteirukamo
たぶんすでにわかっているよtabunsudeniwakatteiruyo
晴haれたreta日hiにはniha一瞬issyunだけdake
空soraがga息ikiをwo呑noみmi 凪naぐgu
なにがなんでもnaniganandemo散歩sanpoへhe行iこうkou
ちょいとそこまでchoitosokomade
ぶらりburari