フードコート 歌詞 カトキット ふりがな付

放課後ほうかご 寂さびれたフードコートで
お兄にいちゃんのふりして数学すうがくを教おしえてよ
塩辛しおからいのポテトをだらしなく加くわえ続つづける
唇くちびるがギトギト テカっている

それを
眺ながめていられる時間じかんが
眺ながめていられる幸福こうふくが
生いきる全すべてだと思おもっていた
あたしの青春せいしゅん

化粧けしょうもしない
髪かみも染そめない
スカートだって短みじかくしない
皆みんなが欲ほしがる真まっさらで要いるから
あたしの初はじめての人ひとになってよ

夏なつは思おもっていたよりも暑あつくて
恋こいは思おもっていたよりも惨みじめで
口くちの中なか異常いじょうな渇かわきに
あたし戸惑とまどっている

放課後ほうかご 寂さびれたフードコートで
氷こおりの溶とけ切きった水みずっぽいオレンジジュース
ふやけた紙かみコップ
噛かみすぎたストローの口くち
チューチューしてる
チューチューしてる
チューチューしてるだけの
青春せいしゅん