一人ひとりにさせてと 呑のむ酒さけは
砂すなを噛かむよな 虚むなしさよ
どうしてあの人ひと わたしを捨すてた
グラス持もつ手ての 仕草しぐさも癖くせも
小雨こさめに消きえるのよ…
小ちいさな部屋へやだが ごめんなと
そっとわたしを 抱だいた人ひと
男おとこはすぐにも 忘わすれるけれど
忘わすれたくない 女おんなは過去かこを
濡ぬらすな恋こい灯あかり…
手酌てじゃくじゃ酔よえない 酔ようもんか
誰だれに拗すねよか 片かた時雨しぐれ
こんなに惚ほれても 惚ほれられないの
いいえわたしは 待まつのが宿命さだめ
命いのちのある限かぎり…
一人hitoriにさせてとnisaseteto 呑noむmu酒sakeはha
砂sunaをwo噛kaむよなmuyona 虚munaしさよshisayo
どうしてあのdoushiteano人hito わたしをwatashiwo捨suてたteta
グラスgurasu持moつtsu手teのno 仕草shigusaもmo癖kuseもmo
小雨kosameにni消kiえるのよerunoyo…
小chiiさなsana部屋heyaだがdaga ごめんなとgomennato
そっとわたしをsottowatashiwo 抱daいたita人hito
男otokoはすぐにもhasugunimo 忘wasuれるけれどrerukeredo
忘wasuれたくないretakunai 女onnaはha過去kakoをwo
濡nuらすなrasuna恋koi灯akaりri…
手酌tejakuじゃja酔yoえないenai 酔yoうもんかumonka
誰dareにni拗suねよかneyoka 片kata時雨shigure
こんなにkonnani惚hoれてもretemo 惚hoれられないのrerarenaino
いいえわたしはiiewatashiha 待maつのがtsunoga宿命sadame
命inochiのあるnoaru限kagiりri…