Faded Photograph 歌詞 浪川大輔 ふりがな付

今いまにも泣なき出だしそうな風かぜが吹ふく
僕ぼくの想おもいまで連つれ去さるように

ファインダーを覗のぞく目めが緑色みどりいろに染そまる
その瞬間しゅんかんの君きみを切きり取とってた

失うしないたくないと願ねがうには遅おそくて
忘わすれられるならばそれでもいい
残のこされた写真しゃしんに何なにも求もとめることはなく
薄うすれてく記憶きおくと一緒いっしょに
空そらに消きえていくよ

空そらに消きえていくよ

虚むなしいざわめき行いき場ばのない夢ゆめ
やり切きれないならシャッター切きれよ

繰くり返かえす度たび君きみの残像ざんぞうが滲にじむから
先さきにはまだ行いけない行いかなくていい

失うしないたくないと願ねがうには遅おそくて
忘わすれられるならばそれでもいい
残のこされた写真しゃしんに何なにも求もとめることはなく
薄うすれてく記憶きおくと一緒いっしょに
空そらに消きえていくよ

空そらに消きえていくよ

留とどまり続つづけるつもりはないんだと
自分じぶんに言いい聞きかせるように呟つぶやく
でもこの写真しゃしんが色褪いろあせてしまうまでは
ここにいさせてくれないか

いっそ全すべてを奪うばってよ
木霊こだまする記憶きおくと
抱だきしめた想おもいは
空そらに消きえていくよ