風かぜのささやきに 意味いみなど何なにもない
けれど花はなをそよがす 春はるの風かぜに
海うみを皺しわ立だたせる 夏なつの風かぜに
金色きんいろの木この葉はをはく 秋あきの風かぜに
吹雪ふぶきを運はこぶ風かぜ 冬ふゆの風かぜに
淋さびしい音おとでまわりつづけている
心こころの中なかのこの風車かざぐるま
鍵かぎをかけ忘わすれた 半開はんびらきの
扉とびらの向むこう側がわで まどろんでいる
忘わすれかけた昔むかしの 夢ゆめの数々かずかず
風かぜははげしい音おとで その扉とびらを
驚おどろいてふりむく 私わたしの胸むねに
淋さびしい音おとで まわりつづけている
心こころの中なかの この風車かざぐるま
風かぜは流ながれるだけ ただ吹ふくだけ
短みじかすぎる夏なつを 嘆なげいたとて
秋あきの訪おとずれはもう 止とめられない
終おわりのない 季節きせつの流ながれには
忘わすれられない いくつかの言葉ことば
忘わすれられない いくつかの名前なまえ
忘わすれられない いくつかの顔かおが
漂ただよいながら やがて消きえて行いく
風かぜのささやきには 意味いみなどない
でもきこえてくる かすかな音おとで
まわりつづける
心こころの中なかの この 風車かざぐるま
風kazeのささやきにnosasayakini 意味imiなどnado何naniもないmonai
けれどkeredo花hanaをそよがすwosoyogasu 春haruのno風kazeにni
海umiをwo皺shiwa立daたせるtaseru 夏natsuのno風kazeにni
金色kiniroのno木koのno葉haをはくwohaku 秋akiのno風kazeにni
吹雪fubukiをwo運hakoぶbu風kaze 冬fuyuのno風kazeにni
淋sabiしいshii音otoでまわりつづけているdemawaritsuduketeiru
心kokoroのno中nakaのこのnokono風車kazaguruma
鍵kagiをかけwokake忘wasuれたreta 半開hanbiraきのkino
扉tobiraのno向muこうkou側gawaでde まどろんでいるmadorondeiru
忘wasuれかけたrekaketa昔mukashiのno 夢yumeのno数々kazukazu
風kazeははげしいhahageshii音otoでde そのsono扉tobiraをwo
驚odoroいてふりむくitefurimuku 私watashiのno胸muneにni
淋sabiしいshii音otoでde まわりつづけているmawaritsuduketeiru
心kokoroのno中nakaのno このkono風車kazaguruma
風kazeはha流nagaれるだけrerudake ただtada吹fuくだけkudake
短mijikaすぎるsugiru夏natsuをwo 嘆nageいたとてitatote
秋akiのno訪otozuれはもうrehamou 止toめられないmerarenai
終oわりのないwarinonai 季節kisetsuのno流nagaれにはreniha
忘wasuれられないrerarenai いくつかのikutsukano言葉kotoba
忘wasuれられないrerarenai いくつかのikutsukano名前namae
忘wasuれられないrerarenai いくつかのikutsukano顔kaoがga
漂tadayoいながらinagara やがてyagate消kiえてete行iくku
風kazeのささやきにはnosasayakiniha 意味imiなどないnadonai
でもきこえてくるdemokikoetekuru かすかなkasukana音otoでde
まわりつづけるmawaritsudukeru
心kokoroのno中nakaのno このkono 風車kazaguruma