ハレー くばぬ葉は・葉はどありゅる
ハレー も・もちなし
しぬ美きょらさ ヤイスリー ハイスリーヤ
暑あちィさィ
しだましゅる ハレー
た・玉たまぬ団扇うちわィ
ハレー 吾わがぬや此島このしまに
ハレー う・親おや 親類しんるい
ハレヤー う・居おらぬヤイスリーハイスリー・わ
吾われどぅ加那かなィ
愛あいしゃしゅん人ひとどぅ
ハレー う・親おや 親類はろじ
【対訳たいやく】
枇榔ビロウの葉はがあるが、その姿形すがたかたちは美うつくしい
暑あつさを涼すずませてくれる、玉たまのように貴重きちょうな団扇うちわなのです
私わたしはこのシマ(集落しゅうらく)に親おや・親戚しんせきは一人ひとりも居いません
愛いとしく想おもう人ひと(私わたしをかわいがってくれる人ひと)こそ、私わたしの身内みうちなのです
ハレhareー くばぬkubanu葉ha・葉haどありゅるdoaryuru
ハレhareー もmo・もちなしmochinashi
しぬshinu美kyoらさrasa ヤイスリyaisuriー ハイスリhaisuriーヤya
暑aちchiィiさsaィi
しだましゅるshidamasyuru ハレhareー
たta・玉tamaぬnu団扇uchiwaィi
ハレhareー 吾wagaぬやnuya此島konoshimaにni
ハレhareー うu・親oya 親類shinrui
ハレヤhareyaー うu・居oらぬranuヤイスリyaisuriーハイスリhaisuriー・わwa
吾wareどぅdou加那kanaィi
愛aiしゃしゅんsyasyun人hitoどぅdou
ハレhareー うu・親oya 親類haroji
【対訳taiyaku】
枇榔birouのno葉haがあるがgaaruga、そのsono姿形sugatakatachiはha美utsukuしいshii
暑atsuさをsawo涼suzuませてくれるmasetekureru、玉tamaのようにnoyouni貴重kichouなna団扇uchiwaなのですnanodesu
私watashiはこのhakonoシマshima(集落syuuraku)にni親oya・親戚shinsekiはha一人hitoriもmo居iませんmasen
愛itoしくshiku想omoうu人hito(私watashiをかわいがってくれるwokawaigattekureru人hito)こそkoso、私watashiのno身内miuchiなのですnanodesu