ぽえむ 歌詞 大槻ケンヂミステリ文庫 ふりがな付

歌うたうたいをしていると
ふり返かえらず生いきろとか 明日あしたに向むかって進すすもうとか
口くちにすることがある
お客きゃくさん 本当ほんとうのことを言いうよ 全部ぜんぶ ウソなんだ
仕事しごとでね 言いってただけなんだ ごめんね～
本当ほんとうは いつも 思おもい出でにとらわれて生いきている
もしあの時とき ...もしあの時とき ...If at that time
人間にんげんのブレインの中なかに小ちいさなメロディがいて
どうにもしょうのない記憶きおくの屍しかばねを
もて遊あそんで止やめやしないんだ
もしあの時とき ...もしあの時とき ...もしあの時とき
STOP! もうやめよう!
でもさ... お客きゃくさんも 実じつは みんな同おなじようなもんだろ?
もしあの時ときそうしていたら...そう思おもいながら人ひとは生いきているんだ
でも大丈夫だいじょうぶだ 膨張ぼうちょうする宇宙うちゅうはやがて収縮しゅうしゅくへと反転はんてんする
時ときは止とまり 巻まき戻もどって過去かこへと進すすむ
だから また 会あえるんだ
だから それまでは ぽえむを書かくのさ

In my brain
Refrain
Changes mind control
ぽえむ綴つづる
喫茶店きっさてん
むかえに行いくよ
Rainy

まったく 私わたしは君きみが好すきだった
無口むくちな君きみといるとき 間まがもたなくて
私わたしは 酒さけを飲のんでジョークを言いい続つづけた
ずっと一緒いっしょにいたかったから ずっとマティーニを飲のみ続つづけた
へべれけさ 何度なんども死しぬかと思おもったよ
でも君きみと一緒いっしょにいるために死しぬのなら ま いっか と思おもっていたんだ
アルコールの酩酊めいていで夢ゆめを見みた
君きみと水族館すいぞくかんに行いった帰かえり エンジェルダスト 綿状わたじょうの生命体せいめいたいが
空そらから大量たいりょうに降ふりそそぎ
やがて前まえをも見みえぬ大雨おおあめとなった
車くるまを拾ひろおうしたが止とまらない
ふり向むくと 小ちいさなパン屋やの軒先のきさきで君きみは雨あまやどりをしていた
「大丈夫だいじょうぶ?」と聞きいてはにかんだ
...ああ これが最後さいごなのだと夢ゆめにもわかったよ
もしあの時とき ...
それが言いえなかったから今いま 私わたしはこうしてぽえむを書かいている

Religion
Halcyon
Changes mind control
ぽえむ綴つづる
喫茶店きっさてん
むかえに行いくよ
Rainy

もう大丈夫だいじょうぶだ
問題もんだいは全すべて解決かいけつした
お金かねも仕事しごとも恋人こいびとも 水銀すいぎんコバルトカドミウムさえも
うまくやった
私わたしの手てが血ちまみれなのは気きにしないでほしい
だって 私わたしたちはあの予言よげんさえ乗のり超こえられたじゃないか
「1999年ねん7の月つき 空そらから恐怖きょうふの大王だいおうが降おりてくるだろう」
ね 過すぎてしまえば 全すべては笑わらい話ばなしになるんだ
だから むかえに行いくよ
だから むかえに行いくよと ぽえむに書かくよ

ゴンドラに
乗のった子こが
9人にん
窓まどの外そとに
ぽえむ綴つづる
喫茶店きっさてん
むかえに行いくよ

In my brain
Refrain
Changes mind control
ぽえむ綴つづる
喫茶店きっさてん
むかえに行いくよ
Shining
Shining
Shining
Shining
Shining

心こころが 落おちついていきます
心こころが 落おちついていきます
心こころが 落おちついていきます
心こころが 落おちついていきます
心こころが 落おちついていきます
心こころが 落おちついていく
心こころが 落おちついていく
心こころが 落おちついていく
心こころが 落おちついた
心こころが 落おちついた
心こころが 落おちついた
心こころが 私わたしに あったなら