君の生まれた夏 ～父からの手紙～ 歌詞 木下あきら ふりがな付

ありがとう 愛あいする息子むすこよ

産声うぶごえが 聞きこえた時ときは
嬉うれしくて 嬉うれしくて 泣ないたっけ
君きみの生うまれた 夏なつの朝あさ
父とうさんには 天使てんしのようだった
しょうぶ湯ゆに 入はいった季節きせつ
衝撃しょうげきが 体中からだじゅう 走はしったよ
君きみのちいさな 手てを包つつみ
なぜなんだ なぜなのと 叫さけんだよ

七夕たなばたに 願ねがいを書かいた
優やさしさと 思おもいやり 明あかるくと
自分自身じぶんじしんに 苛立いらだって
反抗期はんこうきは 母かあさんを 泣なかせたね
誰だれとでも 両手りょうてを広ひろげ
喜よろこびを 全身ぜんしんで あらわした
旅たびをしながら 学まなんだね
車くるまいすも 大切たいせつな 友達ともだちさ

氣きがかりは たくさんあるが
ひとりでも ひとりでも 生いきるんだ
残のこすものなど ないけれど
この想おもい この歌うたに 託たくせたら
夫婦ふたりから 生うまれてくれて
幸しあわせな 毎日まいにちを 送おくれたよ
君きみに今いまこそ ありがとう
まるで 海うみに咲さく ひまわりだ