霧の彼方 歌詞 南こうせつ ふりがな付

霧きりの彼方かなた 高たかく低ひくく浮うかぶ
手てを伸のばせば 指ゆびをかすめ消きえた
もっとそばで感かんじて
もっと強つよく抱だいて欲ほしい
高たかぶるこの胸むねは 春はるの嵐あらしのよう
むなしく夜よるは更ふける

嫌きらいですか 花はなは月つきは私わたしは
涙なみだかさね この身み今いまにつながる
あなたは無邪気むじゃきに笑わらい
それは嘘うそのないおもかげ
出会であったあの頃ころの うたを歌うたって
やさしいあのメロディ

道みちの果はてに 川かわの淵ふちに立たって
身みを投なげても ひとり恋こいの夢路ゆめじ
好すきと云いえば せつなく
キスをすれば 悲かなしくなる
季節きせつはずれの花はな 風かぜに漂ただようだけ
夜霧よぎりは流ながれてく