木漏こもれ日びが 川幅かわはばの合間あいまで落おちあう
無数むすうの窓まどガラスも そこに加くわわるなら
まだ飽あきはこない
合唱がっしょうしてるみたい
歩あるき方かたを気きにする
シャツの揺ゆれ方かたさへも
自意識じいしきが溢あふれて
掌てのひらがポケットの中なかに逃にげこむ
思おもい出でしたことを忘わすれようとする
ころがる瞳ひとみ
ころんだままの舌した
きみに光ひかりを突つき刺させたら
ボールを捨すてた
あの橋はしの上うえで
きっと唄うたが生うまれる
花束はなたばを塗ぬりつぶしたようなやつ
透明とうめいな階段かいだんを登のぼる
普通ふつうの日ひ
あの日ひのことを
あの瞬間しゅんかんを
もったいぶって つい にぎりしめてしまう
(時間じかんがすべての質量しつりょうを吸すい取とっていく
言葉ことばにまた懐柔かいじゅうされていく)
どうでもいい どうでもよくない
どうでもいい どでもよくない
どっちだよ
どっちもだよ
しばらくは まだ
おしゃべりな人差ひとさし指ゆびが相棒あいぼうみたい
声こえと視線しせんの関節かんせつ
匂においが浮うかぶなら 浮うかれる
詩人しじんの速はやさで
咎とがを振ふりきり
駆かけ出だして 止とまらない
こうして言葉ことばが走はしるとき
ぼくは なれる
心こころより自由じゆうに
木漏komoれre日biがga 川幅kawahabaのno合間aimaでde落oちあうchiau
無数musuuのno窓madoガラスgarasuもmo そこにsokoni加kuwaわるならwarunara
まだmada飽aきはこないkihakonai
合唱gassyouしてるみたいshiterumitai
歩aruきki方kataをwo気kiにするnisuru
シャツsyatsuのno揺yuれre方kataさへもsahemo
自意識jiishikiがga溢afuれてrete
掌tenohiraがgaポケットpokettoのno中nakaにni逃niげこむgekomu
思omoいi出deしたことをshitakotowo忘wasuれようとするreyoutosuru
ころがるkorogaru瞳hitomi
ころんだままのkorondamamano舌shita
きみにkimini光hikariをwo突tsuきki刺saせたらsetara
ボboールruをwo捨suてたteta
あのano橋hashiのno上ueでde
きっとkitto唄utaがga生uまれるmareru
花束hanatabaをwo塗nuりつぶしたようなやつritsubushitayounayatsu
透明toumeiなna階段kaidanをwo登noboるru
普通futsuuのno日hi
あのano日hiのことをnokotowo
あのano瞬間syunkanをwo
もったいぶってmottaibutte ついtsui にぎりしめてしまうnigirishimeteshimau
(時間jikanがすべてのgasubeteno質量shitsuryouをwo吸suいi取toっていくtteiku
言葉kotobaにまたnimata懐柔kaijuuされていくsareteiku)
どうでもいいdoudemoii どうでもよくないdoudemoyokunai
どうでもいいdoudemoii どでもよくないdodemoyokunai
どっちだよdotchidayo
どっちもだよdotchimodayo
しばらくはshibarakuha まだmada
おしゃべりなosyaberina人差hitosaしshi指yubiがga相棒aibouみたいmitai
声koeとto視線shisenのno関節kansetsu
匂nioいがiga浮uかぶならkabunara 浮uかれるkareru
詩人shijinのno速hayaさでsade
咎togaをwo振fuりきりrikiri
駆kaけke出daしてshite 止toまらないmaranai
こうしてkoushite言葉kotobaがga走hashiるときrutoki
ぼくはbokuha なれるnareru
心kokoroよりyori自由jiyuuにni