他愛たわいもない話はなしをしていた
君きみとなんか一緒いっしょに居いてしまうのは
報むくいを欲ほしがる私わたしを
手てに取とるように見透みすかしたからで
右みぎにずっと座すわってた
君きみにとって私わたしの存在そんざいが
重おもく苦くるしいものなんかじゃないことを願ねがうことしかできなくて
ぽつりぽつりと立たっている
女おんなが手てを差さし出だした
笑顔えがおと引ひき換かえに君きみも私わたしを
奪うばっていってしまうんだろう
あやふやな矛盾むじゅんの境界きょうかいに
気付きづいた日ひは
君きみに届とどくまで泣ないてしまいたい
こころの隙間すきまに入はいり込こむ風かぜの行方ゆくえに
答こたえなんて出でない筈はずだから
まとわりつく風かぜに噂うわさして 距離きょりおく
あの子この存在そんざい価値かちなんてもの
考かんがえることだけ無駄むだだから
そこにおいていった
そこだけのものにした
ぽつりぽつりと街灯がいとうが
目めを眩くらませていった
人波ひとなみ掻かき分わけて渡わたる私わたしを飲のみ込こんでいってしまわないで
哀かなしむあいだにふれる
冷つめたい君きみの手てを
迷まよいもなく握にぎりしめていたい
こころの隙間すきまに入はいり込こむ風かぜの行方ゆくえに
答こたえなんて出でない筈はずだから
一晩中ひとばんじゅう探さがしても
問といの答こたえは分わからずじまい
「こんなのわたしらしくない」
じゃあ わたしらしい って
なんだろうな
あやふやな矛盾むじゅんの境界きょうかいに
気付きづいた日ひは
君きみに届とどくまで 泣ないてしまいたい
哀かなしむあいだにふれる
冷つめたい君きみの手てを
迷まよいもなく握にぎりしめていたい
こころの隙間すきまに入はいり込こむ風かぜの行方ゆくえを
君きみと探さがす旅たびに出でようか
他愛tawaiもないmonai話hanashiをしていたwoshiteita
君kimiとなんかtonanka一緒issyoにni居iてしまうのはteshimaunoha
報mukuいをiwo欲hoしがるshigaru私watashiをwo
手teにni取toるようにruyouni見透misuかしたからでkashitakarade
右migiにずっとnizutto座suwaってたtteta
君kimiにとってnitotte私watashiのno存在sonzaiがga
重omoくku苦kuruしいものなんかじゃないことをshiimononankajanaikotowo願negaうことしかできなくてukotoshikadekinakute
ぽつりぽつりとpotsuripotsurito立taっているtteiru
女onnaがga手teをwo差saしshi出daしたshita
笑顔egaoとto引hiきki換kaえにeni君kimiもmo私watashiをwo
奪ubaっていってしまうんだろうtteitteshimaundarou
あやふやなayafuyana矛盾mujunのno境界kyoukaiにni
気付kiduいたita日hiはha
君kimiにni届todoくまでkumade泣naいてしまいたいiteshimaitai
こころのkokorono隙間sukimaにni入haiりri込koむmu風kazeのno行方yukueにni
答kotaeなんてnante出deないnai筈hazuだからdakara
まとわりつくmatowaritsuku風kazeにni噂uwasaしてshite 距離kyoriおくoku
あのano子koのno存在sonzai価値kachiなんてものnantemono
考kangaえることだけerukotodake無駄mudaだからdakara
そこにおいていったsokonioiteitta
そこだけのものにしたsokodakenomononishita
ぽつりぽつりとpotsuripotsurito街灯gaitouがga
目meをwo眩kuraませていったmaseteitta
人波hitonami掻kaきki分waけてkete渡wataるru私watashiをwo飲noみmi込koんでいってしまわないでndeitteshimawanaide
哀kanaしむあいだにふれるshimuaidanifureru
冷tsumeたいtai君kimiのno手teをwo
迷mayoいもなくimonaku握nigiりしめていたいrishimeteitai
こころのkokorono隙間sukimaにni入haiりri込koむmu風kazeのno行方yukueにni
答kotaeなんてnante出deないnai筈hazuだからdakara
一晩中hitobanjuu探sagaしてもshitemo
問toiのno答kotaえはeha分waからずじまいkarazujimai
「こんなのわたしらしくないkonnanowatashirashikunai」
じゃあjaa わたしらしいwatashirashii ってtte
なんだろうなnandarouna
あやふやなayafuyana矛盾mujunのno境界kyoukaiにni
気付kiduいたita日hiはha
君kimiにni届todoくまでkumade 泣naいてしまいたいiteshimaitai
哀kanaしむあいだにふれるshimuaidanifureru
冷tsumeたいtai君kimiのno手teをwo
迷mayoいもなくimonaku握nigiりしめていたいrishimeteitai
こころのkokorono隙間sukimaにni入haiりri込koむmu風kazeのno行方yukueをwo
君kimiとto探sagaすsu旅tabiにni出deようかyouka