お父とうさん
黄泉よみ路じの国くにでお達者たっしゃでしょうか
お母かあさん
その後あとお体からだ変かわらずいますか
杜子春とししゅんは辛つらいのです
この世よが暗くらいのです
すべてがあべこべです
嘘うそが真まこと 真まことが嘘うそ
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
呼よばう心こころの声こえが
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
諭さとす心こころの声こえが
道みちは己おのれで選えらべと
お父とうさん
常世とこよの国くには住すみよいでしょうか
お母かあさん
季節きせつ折々おりおりご自愛じあいください
杜子春とししゅんは怖こわいのです
病やまいが止やまぬのです
災わざわいが消きえぬのです
生いきるも地獄じごく 死しぬるも地獄じごく
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
呼よばう心こころの声こえが
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
諭さとす心こころの声こえが
道みちは己おのれで進すすめと
空そらを舞まう 鳥とりたちの 健すこやかさ
野のを駆かける 獣けものらの 朗ほがらかさ
なぜに 我々われわれは迷まようのでしょう
お父とうさん
いずれそちらに伺うかがいますので
お母かあさん
お顔かお拝おがめずお許ゆるしください
杜子春とししゅんは寒さむいのです
世界せかいが冬ふゆなのです
争あらそいが絶たえぬのです
顔かおは菩薩ぼさつ 腹はらは阿修羅あしゅら
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
呼よばう心こころの声こえが
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
杜子春とししゅん
諭さとす心こころの声こえが
道みちは己おのれで摑つかめと
おo父touさんsan
黄泉yomi路jiのno国kuniでおdeo達者tassyaでしょうかdesyouka
おo母kaaさんsan
そのsono後atoおo体karada変kaわらずいますかwarazuimasuka
杜子春toshisyunはha辛tsuraいのですinodesu
このkono世yoがga暗kuraいのですinodesu
すべてがあべこべですsubetegaabekobedesu
嘘usoがga真makoto 真makotoがga嘘uso
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
呼yoばうbau心kokoroのno声koeがga
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
諭satoすsu心kokoroのno声koeがga
道michiはha己onoreでde選eraべとbeto
おo父touさんsan
常世tokoyoのno国kuniはha住suみよいでしょうかmiyoidesyouka
おo母kaaさんsan
季節kisetsu折々orioriごgo自愛jiaiくださいkudasai
杜子春toshisyunはha怖kowaいのですinodesu
病yamaiがga止yaまぬのですmanunodesu
災wazawaいがiga消kiえぬのですenunodesu
生iきるもkirumo地獄jigoku 死shiぬるもnurumo地獄jigoku
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
呼yoばうbau心kokoroのno声koeがga
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
諭satoすsu心kokoroのno声koeがga
道michiはha己onoreでde進susuめとmeto
空soraをwo舞maうu 鳥toriたちのtachino 健sukoやかさyakasa
野noをwo駆kaけるkeru 獣kemonoらのrano 朗hogaらかさrakasa
なぜにnazeni 我々warewareはha迷mayoうのでしょうunodesyou
おo父touさんsan
いずれそちらにizuresochirani伺ukagaいますのでimasunode
おo母kaaさんsan
おo顔kao拝ogaめずおmezuo許yuruしくださいshikudasai
杜子春toshisyunはha寒samuいのですinodesu
世界sekaiがga冬fuyuなのですnanodesu
争arasoいがiga絶taえぬのですenunodesu
顔kaoはha菩薩bosatsu 腹haraはha阿修羅asyura
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
呼yoばうbau心kokoroのno声koeがga
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
杜子春toshisyun
諭satoすsu心kokoroのno声koeがga
道michiはha己onoreでde摑tsukaめとmeto