オタルの光 歌詞 挫・人間 ふりがな付

行方ゆくえ不明者ふめいしゃのシネマ
殺人さつじん現場げんばのアンナは
メイドと電車でんしゃに乗のってたらしいわ

腕利うできき探偵たんてい言いうには
ヌーベルヴァーグのマニア
ハサミと透すけた服ふくが鍵かぎだ

もしかして もしかして
書かき置おきの中なかには
タリラリラ タリラリラ
秘密ひみつがあるかしら

ああ
かなしいねったらかなしいね
ああ
運命うんめい線せんが途切とぎれていたわ

明日あしたも君きみの歌うたと
ぼくらの歌うたは変かわってくけど
ふざけた 日々ひびは今いまも
狭せまいアパート ともしてる
オタルの光ひかりよ

ほいたらバイバイぼくは
そろそろ旅たびに出でるわ
言葉ことばのでない手紙てがみ書かくよ

子供こどもじゃないから ぼくら
おんなじ病気びょうきになっては
確たしかめあった不確ふたしかな気持きもち
いつまでも いつまでも
夢見ゆめみていられたら
こんな風ふうに こんな風ふうに
遊あそんでいられたら

約束やくそくすらもなくなりそう
さよならなんて わけじゃないけど

なんとなく忘わすれちゃうし
この歌うただけを残のこしていくよ
ふざけた 日々ひびが次つぎの
眠ねむれぬ夜よるを繋つないでく
しんじる ひかり
ちゃっちゃっちゃら ちゃっ