青あおい海面かいめんを水仙すいせんの花はなの香かおりが吹ふき渡わたる
この海うみの美うつくしさを見みていると
汚よごれた心こころが洗あらわれてゆく。
愛あいされるための愛あいはいけない……
何なにも欲ほしがらないで、あなたを想おもい続つづける……
それがほんとの愛あいなんだと……
見みえていながら 届とどかない
紀き淡海たんかい峡きょう 片かた灯あかり
今日きょうも州本すもとは 望遠鏡ぼうえんきょうを
まるで逆さかさに のぞくよに
遠とおく見みえます 私わたしには
逢あえば別わかれが 待まっている
逢あわにゃ心こころが はりさける
愛あいに燃もえたい 紀之きの川かわ育そだち
たとえあなたを だましても
船ふねに乗のせたい 友ヶ島ともがしま
こんな短たんかい 海峡かいきょうが
なんで越こせない 二人ふたりなの
おいでおいでと 淡路あわじの島しまの
山やまで手てをふる 水仙すいせんの
花はなにそむいて 春はるが逝いく
青aoいi海面kaimenをwo水仙suisenのno花hanaのno香kaoriがga吹fuきki渡wataるru
このkono海umiのno美utsukuしさをshisawo見miているとteiruto
汚yogoれたreta心kokoroがga洗araわれてゆくwareteyuku。
愛aiされるためのsarerutameno愛aiはいけないhaikenai……
何naniもmo欲hoしがらないでshigaranaide、あなたをanatawo想omoいi続tsuduけるkeru……
それがほんとのsoregahontono愛aiなんだとnandato……
見miえていながらeteinagara 届todoかないkanai
紀ki淡海tankai峡kyou 片kata灯akaりri
今日kyouもmo州本sumotoはha 望遠鏡bouenkyouをwo
まるでmarude逆sakaさにsani のぞくよにnozokuyoni
遠tooくku見miえますemasu 私watashiにはniha
逢aえばeba別wakaれがrega 待maっているtteiru
逢aわにゃwanya心kokoroがga はりさけるharisakeru
愛aiにni燃moえたいetai 紀之kino川kawa育sodaちchi
たとえあなたをtatoeanatawo だましてもdamashitemo
船funeにni乗noせたいsetai 友ヶ島tomogashima
こんなkonna短tanかいkai 海峡kaikyouがga
なんでnande越koせないsenai 二人futariなのnano
おいでおいでとoideoideto 淡路awajiのno島shimaのno
山yamaでde手teをふるwofuru 水仙suisenのno
花hanaにそむいてnisomuite 春haruがga逝iくku