さよならCITY 歌詞 汐れいら ふりがな付

いつだって実じつのところが言いえないで
無機むき質しつなうなずきで押おし込こめる
集あつまって真しんのところを知しらないで
浮ういてったロンリー論理ろんり沈しずめてる

閉とじた 色いろのない傘かさのカラー
雨あめに打うたれて泥どろに塗まみれても目めを瞑つむる

さよなら CITY
このまんまでいたい流ながされちゃっても
独ひとりで CITY
それなら抜ぬけ出だせない 苦くるしい
ネットワークの中なかじゃ
目立めだたないようにするルールでしょ
ここにいるだけでいい
心こころも体からだも空からっぽになっていく

咲さいたって実じつのところが生なったって
誰だれかに 食たべられてしまうだろう
隠かくれてる 見みつからないように
息いきはしない しないようにしてるんだ

開ひらく 規則的きそくてきで丸まるい傘かさの先さき
柵さくを越こえて雫しずくと落おちれば 私わたしでいれる?

さよなら CITY
逆さかさまになっている
昼ひるなら CITY
素知そしらぬ顔かおをしてる
真夜中まよなか CITY
何なにかが蠢うごめいて いるみたい
一人ひとりで CITY
誰だれかとは違ちがう 垢あかで濡ぬらすから

さよなら CITY
このまんまでいたら大だい嫌きらいになっちゃうよ
真夜中まよなか CITY
ここから抜ぬけ出だしたい うるさい
喧騒けんそうに飲のみこまれる前まえに吐はき出だしたいの
アクだけ
ここにあるだけ CITY
心こころも体からだも持続じぞく可能かのうな社会しゃかいでしょ