よみ:そしてだれもいなくなった
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人ひとでなし達たちが蜘蛛くもの糸いとを垂たらす
手てを伸のばしてみりゃ不機嫌ふきげんな嗤わらい声こえ
信しんじた嘘うそはいつか花咲はなさきますか?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが落おちて来くる
涙なみだながらに語かたり始はじめたご都合つごう主義しゅぎな物語ものがたり
目めが潰つぶれそうなくらい眩まぶしい偽善ぎぜんが拍手はくしゅで濡ぬれる
転ころんだまんまで起おき上あがらない
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
口くちだけの親切しんせつが轢ひき逃にげる
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん、可哀想かわいそうなのは誰だれ?
努力どりょくの末すえに手てにしたのは素晴すばらしい不幸ふこうの数々かずかず
娯楽ごらくと言いえば良よく出来できたそしりはしりを育そだてるばかり
泥どろんこ塗まみれで金かね遊あそび
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
妬ねたみ嫉そねみが戯ざれつき通とおせんぼ
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん、可哀想かわいそうなのは誰だれ?
見慣みなれない優やさしさが影踏かげふみ遊あそび
怠なまけた笑顔えがおで背中せなか突つき落おとされる
変かわり果はてた明日あしたを飼かい殺ころすのかい?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが落おちて来くる
転ころんだまんまで起おき上あがらない
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
口くちだけの親切しんせつが轢ひき逃にげる
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん可哀想かわいそうなのは誰だれ?
『ふざけんじゃない!馬鹿ばか言いってんじゃないよ!
あんたはいつだってそう!
意気地いくじも無ない奇跡きせきに縋すがってばっかり!
孤独こどくがお上手じょうずなら四しの五ごの言いわずに消きえちまえ!
もう結構けっこう!』
見慣みなれない優やさしさが影踏かげふみ遊あそび
怠なまけた笑顔えがおで背中せなか突つき落おとされる
変かわり果はてた明日あしたを飼かい殺ころすのかい?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが、ほら
人ひとでなし達たちが蜘蛛くもの糸いとを垂たらす
手てを伸のばしてみりゃ不機嫌ふきげんな嗤わらい声こえ
信しんじた嘘うそはいつか花咲はなさきますか?
夕焼ゆうやけ小焼こやけで亡骸なきがらが燃もえる
ひとりまたひとり亡骸なきがらが燃もえる
当あてつけがましい世界せかいだ
そして誰だれもいなくなった─────。
手てを伸のばしてみりゃ不機嫌ふきげんな嗤わらい声こえ
信しんじた嘘うそはいつか花咲はなさきますか?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが落おちて来くる
涙なみだながらに語かたり始はじめたご都合つごう主義しゅぎな物語ものがたり
目めが潰つぶれそうなくらい眩まぶしい偽善ぎぜんが拍手はくしゅで濡ぬれる
転ころんだまんまで起おき上あがらない
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
口くちだけの親切しんせつが轢ひき逃にげる
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん、可哀想かわいそうなのは誰だれ?
努力どりょくの末すえに手てにしたのは素晴すばらしい不幸ふこうの数々かずかず
娯楽ごらくと言いえば良よく出来できたそしりはしりを育そだてるばかり
泥どろんこ塗まみれで金かね遊あそび
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
妬ねたみ嫉そねみが戯ざれつき通とおせんぼ
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん、可哀想かわいそうなのは誰だれ?
見慣みなれない優やさしさが影踏かげふみ遊あそび
怠なまけた笑顔えがおで背中せなか突つき落おとされる
変かわり果はてた明日あしたを飼かい殺ころすのかい?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが落おちて来くる
転ころんだまんまで起おき上あがらない
大丈夫だいじょうぶ?大丈夫だいじょうぶ?
口くちだけの親切しんせつが轢ひき逃にげる
鏡かがみよ鏡かがみ、鏡かがみさん?
この世よで一番いちばん可哀想かわいそうなのは誰だれ?
『ふざけんじゃない!馬鹿ばか言いってんじゃないよ!
あんたはいつだってそう!
意気地いくじも無ない奇跡きせきに縋すがってばっかり!
孤独こどくがお上手じょうずなら四しの五ごの言いわずに消きえちまえ!
もう結構けっこう!』
見慣みなれない優やさしさが影踏かげふみ遊あそび
怠なまけた笑顔えがおで背中せなか突つき落おとされる
変かわり果はてた明日あしたを飼かい殺ころすのかい?
綺麗きれいで汚きたない焼やけた朝あさが、ほら
人ひとでなし達たちが蜘蛛くもの糸いとを垂たらす
手てを伸のばしてみりゃ不機嫌ふきげんな嗤わらい声こえ
信しんじた嘘うそはいつか花咲はなさきますか?
夕焼ゆうやけ小焼こやけで亡骸なきがらが燃もえる
ひとりまたひとり亡骸なきがらが燃もえる
当あてつけがましい世界せかいだ
そして誰だれもいなくなった─────。