ヤコウレッシャ 歌詞 カノエラナ ふりがな付

あたしとあなたの足元あしもとには
固かたく結むすばれた紐ひもがあって
同おなじ速度そくどで走はしれる様ように
あたしのペースに合あわせてくれた
一人ひとりじゃどうしようもないあたしを
笑わらうことを辞やめてたあたしを
真夜中まよなかに浮うかんでたあたしを
あなたはスプーンで掬すくってくれた

ガタンゴトンガタンゴトン
このままいつまでも
ガタンゴトンガタンゴトン
身みを任まかせていたい
それなのに神様かみさまは首くびを振ふる

夜行列車やこうれっしゃからサヨウナラ
お乗のり間違まちがえの無ない様ようご注意ちゅういを
出発しゅっぱつのベルが鳴なって
身体からだは逆ぎゃくに傾かたむく
いっそこのまま飛とび降おりてみたら
あなたは振ふり返かえってくれるかな

意外いがいにも丈夫じょうぶな心こころはさ
簡単かんたんに壊こわれたりしなくて
普段ふだん通どおり期待きたいに応こたえてさ
沢山たくさんの希望きぼうを運はこぶんだ

ガタンゴトンガタンゴトン
いつもの待まち合あわせ
ガタンゴトンガタンゴトン
通とおり過すぎてしまう
流ながし込こんだゼリー味あじがしない

誰だれかのせいに出来できていたら
今いまよりずっと 嗚呼ああきっと楽らくでしょう
あなたが居いない日常にちじょうが
日常にちじょうになりそうで
地上ちじょうに這はい上あがれないあたしの
足元あしもとを夜風よかぜが掬すくって逃にげた

嗚呼ああ それでも止とまらずに
走はしる 走はしる 走はしる
するりと解ほどけた紐ひもはあたしが
このままずっと持もっておくよ

夜行列車やこうれっしゃからサヨウナラ
お乗のり間違まちがえの無ない様ようご注意ちゅういを
出発しゅっぱつのベルが鳴なって
身体からだは逆ぎゃくに傾かたむく
いっそこのまま、いや 止やめておこう
これ以上いじょうは唯ただの我儘わがままになる
空からっぽの日々ひびに光ひかりをくれた
あたしのずっとずっと好すきな人ひと
涙なみだが枯かれる頃ころには
あたしは強つよくなってる
どこかの駅えきでまた交まじわるまで
この輝かがやかしき日々ひびにサヨウナラ
この輝かがやかしき日々ひびにサヨウナラ