動画投稿をきっかけに今大注目のカノエラナ
佐賀県唐津市出身のシンガーソングライター・カノエラナ。
Twitterの動画投稿機能を利用し、30秒の弾き語り動画を公開して活動をしていたところ注目を集め、「30秒弾き語り動画の女王」と称され、ネット上でも広く知られる存在となりました。
2015年7月11日に1stミニアルバム『カノエラナです。』をリリースしてインディーズデビューを果たし、その年に西川貴教が主催する「イナズマロックフェス2015」に出演。
2016年8月31日には1stミニアルバム『カノエ参上。』でメジャーデビューを果たしました。
ネットへの動画投稿もさかんになった現代では、SNSなどさまざまなツールを利用して自分の歌を多くの人に聴いてもらえる機会も増えたと思います。
しかし簡単に発信できるようになったからこそ、その中で注目されるためには他とは違った魅力や確かな実力が必要となっています。
30秒という短い動画でここまで大きな反響を呼ぶことができるカノエラナの歌唱力や表現力は確かなもので、かわいさとかっこよさを兼ね備えギターを持って堂々と歌う彼女の姿に魅了され、彼女のようになりたいと憧れるファンも少なくありません。
カノエラナのおすすめソングをご紹介
カノエラナです。
『カノエラナです。』は、タイトルからも分かる通りカノエラナの自己紹介ソングとなっています。
----------------ロックでハードなサウンドに乗せて自分を見せる歌はただの自己紹介のためのツールに留まらず、純粋に楽曲としてもかっこよすぎると高く評価されています。
行くぜラナナナナ ラナナナナナ
かっとばすぜ三次元で
ラナナナナ ラナナナナナ
今日もわやわや 元気出してくぜ!
≪カノエラナです。 歌詞より抜粋≫
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----------------かっこいい姿を見せた方と思えば、地元である佐賀の方言を歌詞に入れたりしてかわいい一面もあり、この1曲だけでもいろいろなカノエラナの表情や魅力を感じることができます。
佐賀から東京出てきて、ばりびびることばっかり
人は多かし、ビルは高かし、乗り換え意味わからん
ばってんここで頑張るて、自分自身と約束したけんね
マイペースで行こうばい!
≪カノエラナです。 歌詞より抜粋≫
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カノエラナを知りたいならまずはこの曲を聴くべし?!
トーキョー
カノエラナのかわいさが爆発する楽曲『トーキョー』は、素直で真っ直ぐな歌詞が夢を追いかける人の背中を押してくれる応援ソングです。
----------------上京をしたり一人暮らしをはじめた人にとってはあるあるな歌詞がおもしろく、思わずクスッと笑ってしまうような微笑ましさも感じられます。
自炊は3日で諦めた
寂しくなんてない でも 本当はめっちゃ辛い
≪トーキョー 歌詞より抜粋≫
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カノエラナの伸びのある声がどこまでも響き、笑顔でパワフルに歌う姿がとても魅力的です。
おーい兄ちゃん
2016年11月25日にリリースされた『おーい兄ちゃん』は若者の思いが詰まった力強い楽曲で、ストレートでパンチのある歌詞が話題となりました。
こちらを睨みつけながら歌い始めたかと思うと時にはニヤリと笑う表情も見せ、かっこかわいいカノエラナの魅力が詰まった1曲です。
----------------歌詞の内容は完全に若者目線という感じで、世代によってはこの歌に対する感想は変わるかもしれませんが、この挑戦的な歌を堂々と歌い上げるカノエラナの姿に惚れてしまう方も多いのではないでしょうか。
おーい兄ちゃん そこの酒臭い兄ちゃん
後輩に偉そうに人生語ってんじゃねーよ
≪おーい兄ちゃん 歌詞より抜粋≫
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----------------清々しいほどの言葉が気持ちよく、会社の上司、学校の先輩などいろんな人が頭に浮かぶリアルな歌詞が共感を呼んでいます。
どーでもいい 昔俺はヤンチャだったなんて
何それ自慢?大丈夫あたしが
あー歌にして来世まで語り継いであげる
≪おーい兄ちゃん 歌詞より抜粋≫
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嘘つき
救いようがないほどの切なさが心に滲みる『嘘つき』。
カノエラナの澄んだ声で歌われることによって余計に感情が高ぶって胸が苦しくなります。
----------------悲しく響く、大好きな人への「嘘つき」の言葉。
君が見てる世界に もう僕はいない
そうやって忘れてくんでしょ 嘘つき
行かないで、なんて言える筈無いのに僕は
まだ捨てられない ごめんね。
≪嘘つき 歌詞より抜粋≫
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そして、まだ引きずって忘れられないことを「ごめんね。」と謝る言葉が、失恋の辛さをリアルに表現しています。
セミ
2019年8月7日にリリースされた『セミ』。
カノエラナの柔らかく透き通るような声と、アーティストとしてのふり幅を見せ付けるエモーショナルなメロディーがたまらない1曲です。
明るい雰囲気の楽曲とはガラッと変わって、心をえぐるように歌う姿が胸を打ちます。
----------------後ろ向きな歌詞だからこそ多くの人の心に寄り添い、彼女の美しく時に力強く響く歌声が聴く人を励ましてくれます。
足元に転がった蝉 僕みたいだ
みっともなく足掻いて生きてる
≪セミ 歌詞より抜粋≫
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夏は、その季節の明るさと自分の心や現実の暗さのコントラストをより感じやすい季節でもあると思います。
生きること、死ぬことと一人で向き合いながら夏休みを過ごす多くの人のこの曲を聴いてほしいです。
カノエラナの快進撃に注目!
同世代を中心に絶大な支持を誇るカノエラナ。
地元の佐賀から上京し夢を追いかける姿を応援するファンも増加中で、注目度急上昇中のアーティストです。
カノエラナの楽曲は数曲聴いただけでもその音楽性の幅広さがわかり、他にはどんな歌を聴かせ、どんな表情を見せてくれるのか、と聴く人をどんどん夢中にさせる魅力を持っています。
今年の12月4日には2ndアルバムとなる『盾と矛』のリリースが決定しており、リリース当日から12月15日かけてのリリースツアーも予定されており、カノエラナの快進撃はまだまだ始まったばかりです。
独特の世界観を武器に音楽界に現れたカノエラナの今後の活躍にも目が離せません!
TEXT ぽんつ