安寧の宴 歌詞 宮下遊 ふりがな付

愛あいは無ないと叫さけんでは隠かくれる無能むのうな偏へん桃とう体たい
ラットも呆あきれる醜態しゅうたいを曝さらけ出だした螺旋らせん巻まき人形劇にんぎょうげき

願ねがわなければ よかったなぁ
知しらないままで いたかった
朗々ろうろうと最後さいごの囁ささやきに身みを投なげて終しまい
もういいかい?もういいかい?
摑つかまえて 息いきもできずに

この素晴すばらしき世界せかいに 踏ふまれ潰つぶれ枯かれてしまった
染そまる 染そまる 花はなの名前なまえを呼よべない
人ひとを愛あいせた気きになった 不完全ふかんぜんに溺おぼれてくほどに
独ひとりだって嘲笑あざわらえるから 醒さめないでよ

リット リット 秘密ひみつのまま
リット リット 目めを閉とじた

廻まわる 眼めが廻まわる 薬くすりにもならない
与あたえた分ぶんだけ 痛いたみが増ましてゆく

あやふやな現実げんじつに溺おぼれ
有あり余あまる富とみの中なか 踊おどれ
灰はいに混まざった善意ぜんいに埋うもれ
カンカラカンに嘆なげいた忘わすれ草ぐさ

触ふれないほうが よかったなぁ
冷つめたいままでいたかった
朗々ろうろうと悲かなしい人ひとだって後うしろ指差ゆびさされて
もういいかい?もういいかい?
手放てばなして 息いきをやめるの

この素晴すばらしき世界せかいに 意味いみは最初さいしょからなかった
消きえる 消きえる 存在そんざい証明しょうめいできない
人ひとに愛あいされたいほどに 不完全ふかんぜんなまま歩あるき出だした
期待きたいなんて渇かわいてしまえば いらないから

見みないで 見みないで 本当ほんとうの理由りゆうを言いわないで
見みないで 見みないで もうちょっと騙だましたままでいて

息いきもできずに

この素晴すばらしき世界せかいに 踏ふまれ潰つぶれ枯かれてしまった
染そまる 染そまる 花はなの名前なまえを呼よべない
君きみに必要ひつようとされたい 不完全ふかんぜんな証明しょうめいでいいから
縋すがりたいくらいの夢ゆめ 魅みさせて いかないでよ

泥どろの中なかで安心あんしんしてお眠ねむり