オトギバナシ 歌詞 とられぎ ふりがな付

忘わすれたらもう壊こわれてしまうから
君きみだけを探さがしていたんだ

殊更ことさらに前書まえがきを綴つづるほど大層たいそうな者ものじゃない
眠ねむりゆく世界せかいの隅すみで 泣ないている誰だれかの声こえを聞きいた

それはまるでおとぎ話ばなしのような 空想くうそう同然どうぜんの世界せかい
踏ふみ入いれてしまったが最後さいご 抜ぬけ出だせない呪のろいのよう

100年ねん経たっても君きみは言いうんだろう
「余計よけいなお世話せわ」って嬉うれしそうに

誰だれも知しらない僕ぼくだけのワンダーランド
その髪かみに触ふれてみたい
突然とつぜんの風かぜ 理由わけも無なくなんだか一滴ひとしずく零こぼれた雨あめ
「傘かさにどうぞ」とくれた四よつ葉ばのクローバー

それはまるでおとぎ話ばなしのような なんて最低さいていな悲劇ひげき
星空ほしぞらに願ねがい押おし付つけ 繰くり返かえしてさ 呆あきれた

魔法使まほうつかいを探さがしてくるよ
「もうここに居いる」って可笑おかしそうに

残のこりのページはそう多おおく無ないから
終おわりまで隣となりに居いたい 君きみと

生うまれ変かわっても変かわらないんだろう
「なんとかなるよ」って楽たのしそうに
魔法まほうが解とけるその日ひに 100年ねん先さきへの約束やくそくを

誰だれも知しらない僕ぼくだけのワンダーランド
君きみをまだ感かんじていたい
忘わすれたらもう壊こわれてしまうから
叫さけんでは 空そらに消きえた

「傘かさにどうぞ」とくれた花はな
届とどけに行いくよ 魔法まほうみたいなハッピーエンド