開ひらく扉とびらその秒針びょうしんも
響ひびく足音あしおと近ちかづいて
同おなじセリフを聞きき流ながして
数かぞえてもきりがないから
守まもり抜ぬきたいその表情ひょうじょうも
違ちがう世界せかいでは生いきている
挑いどんでは折おれてを繰くり返かえして
同おなじ日付ひづけを巡めぐる
黒くろい腕うでから
息いきを殺ころして隠かくれても
背後はいごの影かげに
何度なんども繰くり返かえす
叫さけび声ごえも届とどかない
暗闇くらやみのど真まん中なかで
一筋ひとすじの糸いとを手繰たぐって寄よせる
死しに戻もどってでも失うしなった
ハッピーエンドのカケラを集あつめて
今夜こんやも闇やみに潜もぐってく
覚さめたはずのその喧噪けんそうが
開あけたドアに隠かくれていた
何度なんども交差こうさしているのは
自分じぶんすら分わからないまま
開あけて 開あけてよ
もうここから連つれ出だして
抜ぬけ出だせない螺旋らせんにも
光ひかりはどこかにあって
君きみの面影おもかげ追おいかけて 走はしる
たとえ同おなじ顔かおをされたって
変かわらぬ言葉ことばで
強つよがって 涙なみだなんて見みせないから
「正夢まさゆめに限かぎって」
「出会であうまで覚おぼえてない」
「その景色けしきを見みたら」
「途端とたんに思おもい出だす」
「抜ぬけ出だせたはずなの」
「今度こんどはきっとそう」
「遠とおくに飛とばされて」
「出口でぐちが見みえないの」
忘わすれたはずの景色けしき
時間軸じかんじくの先さき
そんなはずないって
既視感きしかんを避さけて
偽いつわってきたんだ
叫さけび声ごえも届とどかない
眠ねむりを覚さまして
辿たどって 思おもい出だして此処ここにいる
夢ゆめ落おちの最後さいごを 見みせて
開hiraくku扉tobiraそのsono秒針byoushinもmo
響hibiくku足音ashioto近chikaづいてduite
同onaじjiセリフserifuをwo聞kiきki流nagaしてshite
数kazoえてもきりがないからetemokiriganaikara
守mamoりri抜nuきたいそのkitaisono表情hyoujouもmo
違chigaうu世界sekaiではdeha生iきているkiteiru
挑idoんではndeha折oれてをretewo繰kuりri返kaeしてshite
同onaじji日付hidukeをwo巡meguるru
黒kuroいi腕udeからkara
息ikiをwo殺koroしてshite隠kakuれてもretemo
背後haigoのno影kageにni
何度nandoもmo繰kuりri返kaeすsu
叫sakeびbi声goeもmo届todoかないkanai
暗闇kurayamiのどnodo真maんn中nakaでde
一筋hitosujiのno糸itoをwo手繰taguってtte寄yoせるseru
死shiにni戻modoってでもttedemo失ushinaったtta
ハッピhappiーエンドendoのnoカケラkakeraをwo集atsuめてmete
今夜konyaもmo闇yamiにni潜moguってくtteku
覚saめたはずのそのmetahazunosono喧噪kensouがga
開aけたketaドアdoaにni隠kakuれていたreteita
何度nandoもmo交差kousaしているのはshiteirunoha
自分jibunすらsura分waからないままkaranaimama
開aけてkete 開aけてよketeyo
もうここからmoukokokara連tsuれre出daしてshite
抜nuけke出daせないsenai螺旋rasenにもnimo
光hikariはどこかにあってhadokokaniatte
君kimiのno面影omokage追oいかけてikakete 走hashiるru
たとえtatoe同onaじji顔kaoをされたってwosaretatte
変kaわらぬwaranu言葉kotobaでde
強tsuyoがってgatte 涙namidaなんてnante見miせないからsenaikara
「正夢masayumeにni限kagiってtte」
「出会deaうまでumade覚oboえてないetenai」
「そのsono景色keshikiをwo見miたらtara」
「途端totanにni思omoいi出daすsu」
「抜nuけke出daせたはずなのsetahazunano」
「今度kondoはきっとそうhakittosou」
「遠tooくにkuni飛toばされてbasarete」
「出口deguchiがga見miえないのenaino」
忘wasuれたはずのretahazuno景色keshiki
時間軸jikanjikuのno先saki
そんなはずないってsonnahazunaitte
既視感kishikanをwo避saけてkete
偽itsuwaってきたんだttekitanda
叫sakeびbi声goeもmo届todoかないkanai
眠nemuりをriwo覚saましてmashite
辿tadoってtte 思omoいi出daしてshite此処kokoにいるniiru
夢yume落oちのchino最後saigoをwo 見miせてsete