海底電光 歌詞 Kai feat. 初音ミク ふりがな付

どうしてこうして人間にんげんは
醜みにくい醜みにくいこの心臓しんぞうを蝕むしばむの?
輝かがやいている月光げっこうの摩天楼まてんろうに
綢繆ちゅうびゅうしていたいくらいだな
散々さんざんくたばった最後さいごに
一切いっさいの不平ふへい不満ふまんはもう消きえない儘まま

どうしてこうして人間にんげんは
汚きたない汚きたないこの水槽すいそうに住すみ着つくの?
働はたらいている脳内のうないはバグっている
感動かんどうするするバッドエンドも
淵底えんてい、煩うるさい有う象ぞう無象むぞう
一瞬いっしゅんの深ふかいスランプに溶とけた。

静しずかに沈しずむ海底かいていで浮うかんでいた
星屑ほしくずのような光ひかりを見みた。 溺おぼれそうだ
このまま泡沫うたかたになってしまえたら。

濁にごりきったこの世界せかいで
暗闇くらやみの水槽すいそうに彷徨さまよって
奈落ならくへ 沈しずんで行いく様ようなマジックならば
早はやく早はやく解とけてくれないかもう!

揺ゆらぐ半端はんぱな未来みらい が
ドロドロな水槽すいそうを彷徨さまよった
奈落ならくで藻掻もがいている此この情景じょうけいは
鮮あざやかな海底かいてい電光でんこうのようだった

どうしてこうして簡単かんたんに段々だんだんと
破綻はたんした反感はんかんに絡からまるの?
輝かがやいていた月光げっこうの腐乱ふらん臭しゅうに
散乱さんらんしたヘッドライトに
氾濫はんらんしたバッドムードに
相反あいはんしたAとBはもう解とけない儘まま

どうしてこうして簡単かんたんに淡々たんたんと
遮断しゃだんした反乱はんらんに抗あらがうの?
ただ泣ないている心臓しんぞうは嘆なげいている
アンサンブル鳴なった背後はいごに
散弾銃さんだんじゅう撃うったアイロニー
内臓ないぞうに刺ささったナイフは今いまも。

静しずかに沈しずむ海底かいていで浮うかんでいた
星屑ほしくずのような光ひかりを見みた 眠ねむれそうだ
このまま屍しかばねになってしまえたら

腐くさりきったこの世界せかいは
バラバラになって行いく異い世界せかいだ
地獄じごくを模倣もほうした様ような世界せかいならば
まだ地獄じごくの方ほうがマトモなんだわ

冷さめきったこの世界せかいで
暗闇くらやみの水槽すいそうに彷徨さまよって
奈落ならくへ 沈しずんで行いく様ようなマジックならば
早はやく早はやく解とけてくれないかもう!

揺ゆらぐ半端はんぱな未来みらいが
ドロドロな水槽すいそうを彷徨さまよった
奈落ならくで藻も掻がいている此この情景じょうけいは
鮮あざやかな海底かいてい電光でんこうのようだった