彼方の幽霊船 歌詞 アキレスと亀 ふりがな付

あぁ君きみにも見みえてるといいな
見みえてるといいな
見みえてるといいな

ほろ苦にがさを燃料ねんりょうに
小ちいさなペダル漕こぎだした
しわくちゃの宝たからの地図ちず
破やぶれるくらい握にぎりしめて

だれかに馬鹿ばかにされたって
信しんじる事ことを疑うたがわない
そんなの忘わすれるくらいに
僕ぼくらは僕ぼくらを信しんじてた

登のぼり坂ざかを必死ひっしで漕こいで
聴きこえた波なみの声こえ
君きみは今いまも覚おぼえているかな

僕ぼくにはまだ見みえるよ
片かた目めに映うつった幽霊船ゆうれいせんが
水面みなもに揺ゆれる光ひかり混まぜて
水平線すいへいせんの向むこうへ
あぁ君きみにも見みえてるといいな
見みえてるといいな
見みえてるといいな

靴くつ飛とばしで一番いちばんになるとか
くだらない事ことでも本気ほんきだった
馬鹿ばかだなと笑わらって誤魔化ごまかしてる
大人おとなぶった僕ぼくを笑わらってくれるかい

くだらないって破やぶり捨すてた
宝たからの地図ちずはもう二に度どと
見みつからないんだ

君きみにはまだ見みえるかい
片かた目めに映うつった幽霊船ゆうれいせんが
傷きずだらけで沈しずみかけても
水平線すいへいせんの向むこうへ
あぁ僕ぼくにも見みえてるといいな
見みえてるといいな
見みえてるといいな

宝たからの地図ちずは失なくしたままで
今いまもきらきらと
この胸むねは鳴なり続つづけるんだ

君きみにはまだ見みえるかい
片かた目めに映うつった幽霊船ゆうれいせんが
二に度どと戻もどれないあの日々ひびを
乗のせて遥はるか彼方かなたへ

僕ぼくにはまだ見みえるよ
片かた目めに映うつった幽霊船ゆうれいせんが
水面みなもに揺ゆれる光ひかりになった
淡あわい影かげだけ残のこして
あぁ君きみにも見みえてるといいな
見みえてるといいな
見みえてるといいな